【 周札幌分處處長が北海道新聞の取材に答える-台日- 】
台北駐日経済文化代表処札幌分処の周処長は3月24日、「北海道新聞」の取材に応じた。最近の北海道と台湾間の観光・経済・交流面について周処長は、「現在、新型コロナウイルスが世界で猖獗を極めている。ここ北海道でも影響は大きく、台湾と北海道間の観光や経済交流が大きく停滞している。しかし、台湾にとって北海道は唯一無二の魅力を有している土地であり、両国の間には緊密な互恵関係が形作られている。感染症拡大が終息後、双方の関係は更に深化してゆくと強く信じている。」と感染症終息後の双方間の未来志向に期待を寄せた。また、「政治的要因から台湾2300万人の健康が損なわれていることは、WHO設立目的に反しているだけでなく、防疫に空白や穴を生じることになる。」と述べ、「2003年にWHOから最新の防疫情報を入手出来ず、医療従業者を含む、70名を超える方々が犠牲になったSARSの悲劇を二度と起こさぬよう、台湾のWHO参加を支持して欲しい。」と語り、この危機を北海道と共に乗り越えていきたいと力強く述べた。
2020年03月31日
【 蔡総統、防疫で「国際社会を支援」マスクや治療薬、技術を世界に-防疫- 】
蔡英文総統は1日、総統府(台北市)で談話を発表し、新型コロナウイルスの防疫で国際社会を支援する考えを表明した。国内の感染状況は「コントロールできている」とし、国際的に評価を得たと言及。その上で、マスク、治療薬、技術面で世界各国に支援を提供する方針を示した。蔡総統は、台湾は「マスク輸入国」から「世界第2位の生産国」になったと指摘。国内の需要は十分にまかなえるとしつつ、感染は世界的に広がっていることに触れ、ウイルスのまん延を防ぐには国際社会の団結が必要だと訴え、各国との連携を積極的に強化していく立場を強調した。蔡総統は、マスクの1日当たりの生産量はすでに1300万枚に到達しており、1500万枚体制が間もなく確立されると紹介。現段階では1000万枚を感染状況が深刻な国に届ける考えを示した。外交部(外務省)によれば、米国に200万枚、イタリアやスペインなどヨーロッパ11カ国に700万枚、外交関係を結ぶ国々に100万枚を送る。治療薬では、軽症の患者に効果があるとされる「キニーネ」の増産を業者に要請したとし、必要な国を支援する姿勢を見せた。技術面では、感染者との接触者の追跡に役立つビッグデータを利用したシステムの技術や運用経験を他国と共有するとした。
中央フォーカス台湾:2020年04月01日
【 「台北法にのっとり台湾をWHO総会に」 -外交- 】
ポンペオ米国務長官が、同国で成立したばかりの「台北法」にのっとり、台湾の世界保健機関(WHO)総会参加を支持する姿勢を示したのを受け、外交部(外務省)は3月31日、米政府と米議会への感謝を表明した。同法は外交、国際参加、経済貿易の3分野における台湾の国際的な地位の向上を支援するよう政府に求める米の国内法。トランプ大統領が3月26日に法案に署名して成立した。台湾の安全保障や繁栄を傷つける国に対し経済、安全保障、外交分野での接触を見直すことや、台湾が主権国家を参加資格としない国際組織に加盟したり、その他の適切な組織にオブザーバーとして参加したりできるよう支援することなどが提言されている。ポンペオ氏は30日の電話記者会見で、国務省は同法を順守し、台湾がWHO総会でしかるべき役割を得られるよう全力で支援すると述べた。外交部は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、具体的な行動で台湾の国際参加を支持する立場を貫く米国に公式フェイスブックを通じて感謝。米国とのグローバルパートナーシップを深化させ、自由や民主主義などの普遍的価値を共に守っていきたいと意欲を示した。
中央フォーカス台湾:2020年03月31日
【 日台共同制作ドラマ「路(ルウ)」、PR映像公開 -芸能スポーツ- 】
台湾の公共テレビ(公視)と日本放送協会(NHK)が共同制作したドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」のPR映像第1弾が31日までに公開された。同作は吉田修一の小説を原作とし、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の建設プロジェクトを背景に、日本人と台湾人の心の絆を描いた。ロケ地は台北、高雄、花蓮など台湾各地におよび、花蓮では日本のドラマとしては初めて、台湾原住民(先住民)アミ族の豊年祭の撮影が行われたという。日本からは波瑠や井浦新、寺脇康文、高橋長英、台湾からはアーロン(炎亞綸)やシャオ・ユーウェイ(邵雨薇)、ヤン・リエ(楊烈)、リン・メイシュウ(林美秀)らが出演。NHKの松浦善之助が演出を、大河ドラマ「篤姫」の脚本を手掛けた田渕久美子が脚本を担当する。音楽を手掛けるのはピアニストの清塚信也。波瑠は、新幹線建設チームの一員として台湾に赴任した日本の商社女性社員の春香を、アーロンは春香の思い出の台湾人青年エリックを演じる。
中央フォーカス台湾:2020年03月31日
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年10月22日より3日間、台湾貿易センターにて2020年高雄国際食品見本市が開催される。TAITRA主催。出展品目は青果、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類及び乳製品、オーガニック食品、ベジタリアンフード、調味料及び食品添加物、乾燥食品、アルコール類、コーヒー、お茶、飲料、飴、クッキー、健康食品、お菓子、氷菓及び関連サービス等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/108646