【 日本にマスク200万枚を寄贈 台湾の対日窓口、駐台代表に目録 -台日- 】
台湾の政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援しようと、日本にマスク200万枚を寄贈する。台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の邱義仁会長が16日、政府を代表し、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)に目録を手渡した。物資は近日中に日本に発送され、第一線で働く日本国内の医療従事者に提供される。贈呈式は交流協会台北事務所(台北市)で行われた。台湾日本関係協会が出した報道資料によれば、日本で院内感染が相次ぐ中、台湾に医療物資提供を要請する声が超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)や多くの民間団体から寄せられていたという。関係協会は台日双方の防疫協力を強化し、「Taiwan can help, and Taiwan is helping」(台湾は手助けできる。手助けしている)の決意を貫徹するとしている。マスクは日華懇を通じて日本に贈られるという。交流協会は報道資料で、「心より感謝を申し上げます」と謝意を示した。さらに、感染症の拡大抑止には「地理的な空白を生じさせることなく、各国が協力して対応していくことが非常に重要」だとし、台湾が世界保健機関(WHO)をはじめとする国際社会に参画できるよう、引き続き強く支持していく姿勢を示した。
中央フォーカス台湾:2020年04月16日
【 WHOが台湾のコロナ対策を称賛 -政治-】
新型コロナウイルスの感染拡大で、台湾の防疫対策への評価が世界的に高まる中、世界保健機関(WHO)の幹部が17日、台湾を称賛する立場を初めて示した。外交部の欧江安報道官は18日、台湾の「完全な形」によるWHOへの参加は、台湾とWHO、国際社会がそれぞれ利益を得られる「トリプルウィン」につながると述べた。WHOが現地時間17日にスイス・ジュネーブで開いた会見で、台湾の排除に対する批判の高まりについて記者から指摘が上がった。これにテドロス事務局長は応じず、感染症専門家マリア・ファンケルクホーフェ氏が、台湾とは情報交換をしていると回答。緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、台湾は「称賛に値する」とし、「非常に良い公衆衛生の対策を取った」とコメントした。欧報道官は、WHOが台湾の感染防止策を肯定的に評価したとこれに言及。ただ、これまでの対応から、WHOが政治的な配慮による制限を受けていることは証明されているとし、台湾はその結果、理不尽で差別的な扱いを受けてきたと指摘した。また、中国政府は台湾を統治したことは一度もなく、国際組織で台湾人を代表する権利はないとした上で、台湾人によって選ばれた政府こそが、WHOで台湾人の代表を務める権利を持つと説明。民主的な社会でも効果的な感染対策を取れると証明した「台湾モデル」の経験を国際社会に伝えたいとの考えを示した。
中央フォーカス台湾:2020年4月19日
【 3/21以前に入国した外国人の滞在可能期限、一律30日再延長へ -外交- 】
中華民国外交部(日本の外務省に相当)は3月21日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、台湾に留まらざるを得なくなった外国人への配慮として、2020年3月21日まで(21日を含む)にノービザ(査証免除)、ランディングビザ(到着ビザ)、もしくは停留ビザ(短期滞在ビザ)で中華民国(台湾)に入国し、まだ滞在有効期限が切れていない外国人旅行者について、滞在可能期限を一律で30日間延長すると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴い、各国が国境を封鎖したり、飛行制限を設けたりしている。こうした状況を受け、外交部は17日、2020年3月21日までにノービザ(査証免除)、ランディングビザ(到着ビザ)、もしくは停留ビザ(短期滞在ビザ)で中華民国(台湾)に入国し、まだ滞在有効期限が切れていない外国人旅行者について、滞在可能期限をさらに一律30日間延長することを決めた。手続きや申請などを別途行う必要はない。但し、入国日の翌日から起算し、台湾での停留日数が180日を超えてはならない。この措置は今後も、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見て調整することになる。これとは別に、内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)は、この機会に停留(あるいは居留)の有効期限を越えて不法滞在するオーバーステイの外国人を一掃するため、3月20日から6月30日までの特別措置として、自主的に出頭した場合、その身柄を収容せず、再入国拒否期間を設けず、最低罰金(2,000台湾元=約7,170日本円)しか徴収しないという優遇措置を実施している。
Taiwan Today:2020年04月20日
【 マスク実名制、コンビニで予約・支払いが可能に 22日から -防疫-】
マスクの実名制購入は22日から、コンビニエンスストアでの予約、支払いが可能になる。インターネット予約がすでに導入されているが、政府関係者は、コンビニ予約が始まることでネットに不慣れな人でも手軽に購入できるようになると期待を示す。コンビニ予約では、国民健康保険(健保)カードを店内のマルチメディア端末に差し込んで予約を済ませた後、レジで代金を支払う。予約が可能なのは24日までで、30日から来月13日までに予約した店舗でマスクを受け取る。従来は、ネットでの予約後に抽選結果を待ってから支払いとなっていたが、今後は抽選が不要になる。コンビニ予約の開始後もネットでの予約は引き続き受け付ける。新型コロナウイルスの感染拡大で、2月初めからマスクの購入に実名制を導入している台湾。当初は販売窓口が薬局などに限定されていたが、業務過多が問題になっていた。政府関係者によれば、ドラッグストアや量販店もマスク販売の支援に名乗りを上げており、調整を進めているという。
中央フォーカス社台湾: 2020年4月21日
【 台湾プロ野球の英語ライブ配信を65万人が視聴 -スポーツ- 】
台湾のプロ野球、中華職業棒球大聯盟(CPBL)は各国のプロ野球が新型コロナウイルスの影響で開幕を見合わせる中、世界に先駆けてペナントレースをスタートさせた。台湾プロ野球を世界に広めるため、複数の国でスポーツをインターネット配信するイレブンスポーツ(ELEVEN SPORTS)では15日から5日連続で楽天モンキーズの試合を海外向けに英語で中継。15日の第1戦は合計で65万人近くが観戦した。最も多かったのは米国からの視聴者で、同時視聴者数も最大で2万人に達した。この中継はイレブンスポーツの公式ツイッターを通じて行われ、楽天モンキーズにとって本拠地での今季第1戦となる統一セブンイレブンライオンズとの試合がライブ配信された。視聴者は合計で65万人近くに達した。米国からの視聴者が約6割と最も多く、日本や韓国、ブラジル、アルゼンチンなどの野球ファンも観戦した。同時視聴者数が最も多くなったのは台湾時間の午後11時30分、朱育賢選手による劇的なサヨナラ本塁打でモンキーズが延長12回の死闘を制した瞬間で、視聴者数は2万人に達した。イレブンスポーツの康小玲台湾区総経理(台湾地区代表)は、「台湾の各界が心を一つにして努力し、新型コロナウイルスの感染をしっかり制御していることでプロ野球が予定どおり開幕できたことを世界に伝えた。イレブンスポーツによる全世界向け配信を通じて、全ての人がこの誇らしい気持ちを感じてほしい」と述べている。日本の野球ファンはイレブンスポーツのOTTサービスで試合を観戦することが可能。
Taiwan Today:2020年4月17日
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年09月24日より3日間、台北世界貿易センターにて台湾国際Water Weekが開催される。TAITRA主催。出展品目は再生水および処理、輸送および保管、緑のインフラストラクチャ、浄水装置および飲料水、プロセス制御技術およびプロセス自動化、公共部門および関連サービス等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/108678
【 台湾産品雑誌電子版 -紹介-】
Asia Pacific Region :https://ibook.taiwantrade.com/
Europe and Africa : https://en.calameo.com/taiwanproducts
Americas : https://issuu.com/taiwanproducts