2017年11月第3週TOPICS

【 人材不足問題、つなぎ止め・誘致・育成の3方向から解決へ=行政院長 】

頼清徳行政院長(首相)は11月10 日、産業界が抱える人材不足の問題について、人材のつなぎ止め、誘致、育成の3方向のアプローチで解決を目指す方針を示した。頼院長は人材不足問題につき、▽国内での発展の機会の不足、賃金停滞と各国の人材獲得競争▽給与の国際的競争力の低さ、外国人の居住のしにくさ▽人材ミスマッチ、将来の発展が見込まれるデジタル分野や人工知能(AI)分野の人材育成不足―等を挙げた。その具体的な解決策として、税金の優遇や起業環境づくり(つなぎ止め)、外国人留学生、海外流出人材の帰国に焦点を当てた雇用(誘致)、産学連携の強化、教育課程における企業の協力(育成)等を進める旨を明らかにした。(2017/11/10)

【 日本統治時代の面影を記録した映像、インターネットで公開 台湾歴史博物館 】

日本統治時代から残る施設や建築物を記録した映像が、国立台湾歴史博物館(台南市)の映像データベースなどで公開されている。1923 年に皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が台湾行啓で訪問した場所もカメラに収められており、歴史に思いをはせることができる。映像を撮影したのはドキュメンタリー監督の洪維健さん。2000年から15年をかけて台湾各地を回り、文化や歴史、人物インタビューなどをハイビジョンで撮影した。同館は予算を投じ、フィルムをデジタル化。11月7日に記者会見を行い、映像資料の閲覧や利用をPRした。映像には竹崎駅(嘉義県)や暖暖浄水場(基隆市)、八田与一ゆかりの烏山頭ダム(台南市)をはじめ、当時建てられた施設、発生した事件などが数多く記録されている。映像は同館がインターネット上で無料公開している映像データベース「影音資料庫」で閲覧可能。(2017/11/9)

【 台湾代表の主将に巨人・陽岱鋼 】

「アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月16~19日、東京ドーム)に出場する台湾代表の主将に、巨人の陽岱鋼外野手が就任した。台湾代表は24歳以下の若手を中心とするチームだが、30歳の陽もオーバーエージ枠(3人まで)として加わっている。洪一中監督から主将の打診をされ、快諾したという。洪監督は「経験豊富なアニキとして後輩たちを引っ張ってほしい」と大きな期待を寄せた。また、大会では「1番に起用する可能性が高い」と話した。北部・桃園で11月9日、合宿をスタートさせた台湾代表。この日、陽と初めて会ったという代表メンバーの陳子豪外野手(台湾プロ野球・中信、22)は「格好いい」「親近感があって打撃練習の時、声を掛けられた」とした。台湾代表は同10日から12 日まで桃園でロッテと3試合を戦う。(2017/11/9)

【 台中市長、金沢市黒沢議長と面会 関係深化に意欲  】

中部・台中市の林佳龍市長は11月10日、同市政府で、石川県金沢市議会の黒沢和規議長と面会した。林市長は来年同市で開催する台中フローラ世界博覧会(台中花博)をPRし、双方の関係の深化に期待を寄せた。台中市内には、金沢出身の磯田謙雄技師が日本統治時代に設計した水路「白冷大圳」があり、両市はこれを縁に交流を進めている。両市議会は11月9日、友好交流協定を締結。林市長は友情の深化における重要なマイルストーンだと語った。黒沢議長は、産業や経済、文化、スポーツなど各分野で交流を強化し、議会の定期的な相互訪問を通じて友好関係を深化できればと期待を寄せた。(2017/11/10)

【 産業用電力不足解消に3兆円超投入へ 頼行政院長が3大政策提示 】

頼清徳行政院長(首相)は11月8日、産業用電力不足の解消に向けて、電力の供給予備率を2019年以降、15%以上に維持させる方針を発表した。2025年までの脱原発国家の実現、大気汚染の改善と合わせた3大政策を掲げ、安定した電力供給を目指す。推進には9000億台湾元(約3兆3900億円)余りが投じられる見通し。具体策として▽再生エネルギーの導入拡大などを含めた供給源の多様化 ▽各機関での節電対策の実施▽スマートメーターの普及推進などエネルギー貯蔵のスマート化―の3つの軸が挙げられている。頼院長は「再生エネルギーの普及が進まないからといって、原発稼働に動くことはない」と強調。再生エネルギーの比率を2025年までに20%に引き上げるとする政府の目標を改めて示した。  (2017/11/8)

【 南部・台南に大量高速輸送システム建設へ 2019年の着工目指す 】

南部・台南市で大量高速輸送システム(MRT)の建設計画が進められている。同市政府交通局の林炎成局長は11月6日、MRT建設について2019年の着工を目指したいと明かした。同市の李孟諺・代理市長は同日、2024年にMRT一部路線の建設と現在進行中の鉄道地下化工事を完了させる方針を示している。林局長によれば、同局は昨年8月、同市の交通システム整備計画を提出。計画には市内を環状に結ぶブルーライン(約27.3キロ)と、東西に延びるグリーンライン(約11.9キロ)の2つの路線が含まれており、現在、建設の実行可能性を検討中だという。両線はいずれもモノレールで、既存の道路上に高架を建設する。同市は今年3月、台南駅周辺の鉄道地下化工事を開始、渋滞緩和や交通安全の向上が期待されている。(2017/11/8)

【 残業上限、3カ月138時間で合意=行政院と立法院の協調会議 】

完全週休2日制を定めた現行労働基準法の改正の方向性を話し合うため、行政院(内閣)は11月6日、立法院(国会)との調整会合「行政立法政策協調会議」を召集した。徐国勇報道官は会議後、残業時間数の上限を現行の1カ月46時間から3カ月138時間とすることで合意したと明らかにした。徐報道官によれば、勤務時間の計算に関しては3カ月を1期とし、1期の総残業時間数は138時間までとした上で、1カ月の上限を54時間に緩和する。退勤から出勤までの間隔は11時間の原則を維持しながらも、労使の合意があれば8時間に短縮可能とすることでまとまったという。(2017/11/6)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2018年台湾ギフト展示会 】

2018年4月19日より4日間、台北世界貿易センターにて2018年台湾ギフト展示会が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は持ち運びに便利で、かつ記念になるギフト一般で、開業100年を超える老舗の商品や、地方の名産・特産、引き出物等。詳しい情報は以下昨年の実施情報及び添付ファイル参照。

HP: http://www.taiwansouvenir.net/en_US/index.html