2018年4月第2週TOPICS

20184月第2週TOPICS

【 台湾・馬公高創立75周年 静岡の姉妹校の生徒らも駆け付けて祝賀 】

日本統治時代の1943(昭和18)年に開校した高等女学校を前身とする離島・澎湖の馬公高校は、今年創立75周年。開校記念日の1日に行われた祝賀式典には、姉妹校の静岡県立吉原高校からも、清水正信校長が主任教諭や男女8人の生徒を率いて祝福に駆け付けた。日本人生徒8人は、着物体験などを通して馬公高の生徒らと交流を深めた。校内見学でトイレにトイレットペーパーが置かれていないことに気付いたと語る女子生徒は、日台の学校文化の違いは面白いとにこり。澎湖の暑さと台湾人生徒の情熱に強い印象を持ったという。2016年11月に姉妹校提携を結び、昨年1月には教育交流協力に関する覚書を交わした両校。国際的な人材の育成を目指して交流を続けている。(2018/4/2)

【 元阪神・林威助、台湾で引退式 モニターに日本語で「お疲れ様」 】

元阪神で昨年現役を引退した台湾プロ野球、中信・林威助氏の引退セレモニーが1日、中部・台中市のインターコンチネンタル(洲際)球場で開催された。林氏はこれまでの野球人生で関わった全ての人に感謝を示した上で、野球を通じて日本の精神や文化、野球を重んじる態度などを学んだと述べ、「野球が人生の全てを教えてくれた」と感慨深げに語った。球場のモニターには「リン・ウェイツゥお疲れ様でした」と日本語のメッセージも表示された。林氏2002年阪神に入団。11年間在籍し、一時期は打線の主軸として活躍した。阪神退団後、2014年からは中信でプレー。今年、同球団の2軍監督に就任していた。セレモニーの終盤には、共に阪神に在籍していたこともある中信の鄭凱文投手を相手に打席に立った。最後の対決を終えると、鄭投手が感極まって涙する一幕もあった。今後の目標については、アジアや世界で台湾野球の地位を高めたいと話し、経験の伝承に努める決意を語った。今年6月には、阪神甲子園球場(兵庫県)で開催される「台湾デー」で、林氏による始球式が予定されている。(2018/4/2)

【 世界で相次ぐ「台湾」表記問題 入賞者やノミネート者の国籍に「中国」 】

ロシアのモスクワで行われた合唱指揮者コンクールで2位に入賞した台湾人指揮者、謝斯韻さんの国籍が主催団体の公式サイトで「China/Taiwan」と表記されていたことが分かった。表記は1日までに「Taiwan」に修正された。世界で入賞やノミネートを果たした台湾人の国籍に「中国」と併記される問題が相次いでおり、政府機関が修正を求める事態が頻発している。英国の文学賞「ブッカー国際賞」の公式サイトでも、小説「単車失竊記」が第1次ノミネート作品に選ばれた台湾人作家の呉明益さんの国籍が「Taiwan, China」に変更されているのが先月末見つかった。先月中旬の発表時には「Taiwan」と表記されていた。外交部(外務省)は駐英国台北代表処を通じて主催団体に修正を求めたとしているが、2日午後6時現在、表記は修正されていない。英国紙「デイリー・テレグラフ」によれば、同賞の主催団体は中国大陸の在英国大使館から抗議を受けて表記を変更したと説明しているという。呉さんは先月29日、表記の変更について「私個人の立場とは異なる」と自身のフェイスブックに投稿。投稿には賛意を示す「いいね!」が2700件余り寄せられている。(2018/4/2)

【 マンダリン航空、台中―成田線開設へ 6月14日就航 】

マンダリン(華信)航空は2日、台中―東京(成田)線を6月14日に就航させると発表した。週7往復で運航する。現在同路線を開設している航空会社はなく、台中と成田を結ぶ唯一の直行便となる。同航空が台中と日本を結ぶ定期路線として現在運航しているのは沖縄線のみ。東京線の就航で、中部の人々の利便性向上を図る。毎日午前7時30分に台中国際空港を出発し、正午に成田空港に到着。復路は午後1時に成田を飛び立ち、同3時50分に台中に戻る。(2018/4/2)

【 台南と日本人の深い縁 日本時代の記憶を映像で記録 大阪で発表会 】

台南市政府は2日、日本統治時代に南部・台南で幼少期を過ごすなどした6人の日本人を主軸にした短編ドキュメンタリー「尋南紀事 台南の思い出を振り返る」の発表会を大阪市内で開催した。同市政府の許淑芬・新聞及国際関係処処長は、映像を通じてより多くの友人に台南の親しみやすさと温かさを知ってもらい、台南に足を運んで自分だけの思い出を作ってほしいと来訪を呼び掛けた。映像は台南に深い縁と思い入れのある日本人を記録に残すことで、古都・台南の物語と都市の記憶を豊かにしようと、当時台南市長だった頼清徳氏の指示を受けて同市政府が制作。インタビューや当時の写真、思い出の地を改めて訪れる姿などを通じて、6人のかつての生活や台南への印象を伝えている。映像は1分版と30分版が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。

1分版 https://www.youtube.com/embed/n7onM6Jjz3A

30分版 https://www.youtube.com/embed/CnIR0c5rZ_I

(2018/4/3)

【 台湾3月の新車販売台数、前月比45%増 春節明けで 】

台湾の交通部(交通省)が2日に発表した統計によれば、台湾の3月の新車販売台数は前月比45.0%増の3万9093台に上った。2月は春節(旧正月)に伴う大型連休で営業日が少なかったが、3月は複数のメーカーで販売台数が前月より50%前後増加する成長がみられた。メーカー別ではトヨタが前月比47.8%増となる1万202台を売り上げ、トップ。三菱(4683台、前月比48.8%増)、ホンダ(3821台、同57.2%増)などが続いた。販売台数の増加幅が目立ったのはベンツで、2923台を売り上げ、前月比68.1%増となった。今年1~3月の販売台数では、トヨタが最多となる3万2005台を売り上げた。トヨタは全体の28.1%を占め、首位となっている。2位以下は、三菱(1万3465台)、ホンダ(1万216台)、日産(9489台)など。(2018/4/3)

【 桃園農業エキスポが開幕 蔡総統も楽しさに太鼓判 】

北部・桃園市新屋で4日、「2018桃園農業エキスポ」が正式に開幕した。今年は循環経済や農村工芸、ハイテク農業などをコンセプトに6つの展示エリアに計25のパビリオンが設けられる。台湾の農業を多様な角度から紹介するほか、ランドアートや直売市場などのイベントも充実。同日のオープニング式典に出席した蔡英文総統は、「桃園は楽しい」と太鼓判を押した。蔡総統は、桃園は工業・商業都市というイメージが強いが、実際には農業もさかんでコメや茶葉、果物、花きなどを台湾だけでなく海外にも供給していると紹介。エキスポを通して同市のハイテク化、スマート化の歩みを見ることができるとアピールした。海外の農業をテーマとする「国際友好」パビリオンには、日本から、桃園市と交流協定を結ぶ香川県が出展。4~15日まで盆栽やビワ、キウイフルーツなどの特産を展示するほか、讃岐うどんの試食会やおにぎりワークショップなどを開催して地元の食文化をPRする。エキスポは5月13日までの開催。(2018/4/4)

【 台湾生まれのキャラ集結、多様性をアピール 東京開催のライセンス商談会にて 】

東京ビッグサイトで4日開幕した日本最大規模のライセンス商談会「第8回ライセンシングジャパン~キャラクター&ブランドライセンス展~」に、台湾発のキャラクターが集結する台湾パビリオンが設置されている。出展を通じ、台湾のオリジナルキャラクターの多様性を日本にアピールする。パビリオンは文化部(文化省)と台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)が設置。キャラクターを展開する10社余りが出展した。フェイスブックで140万人以上のファンを抱えるキャラクター「面郎先生」(NowEPo、鬧一波大師)を出展した「hrエンターテインメント」(日寺娯楽)の方隆豪執行長(CEO)は、日本市場進出のために新たにキャラクターに日本語名をつけたことを明かし、多くの人にキャラクターを知ってもらうと同時に日本での代理店が見つかればと意欲を示した。(2018/4/4)

【 英文学賞、台湾人作家の国籍「台湾」に訂正 】

英文学賞「ブッカー国際賞」にノミネートされた台湾人作家、呉明益さんの国籍表記が「中国・台湾」(Taiwan, China)に変更されていた問題で、主催団体は4日、表記を「台湾」に訂正した。駐英国台北代表処を通じて訂正を求めていた外交部(外務省)は、引き続き国家の尊厳を守っていくとした。同賞は英国で出版された翻訳小説を対象とした賞。第1次ノミネート作品が先月12日に発表され、呉さんの「単車失竊記」が選ばれた。公式サイトでは発表当初は呉さんの国籍を「台湾」としていたが、先月末になって「中国・台湾」になっているのが発覚。呉さんは自身のフェイスブックで「私個人の立場とは異なる」と抗議の意を表明していた。主催団体は呉さんの国籍訂正について、利害関係者との意思疎通や正確な用語に対する英外務省の説明を聞いた上での変更だと中央社の取材に対し回答した。(2018/4/5)

【 日本から持ち込んだ品種の栽培に挑戦 コメ農家の収入増加後押し 】

米どころとして知られる東部・花蓮県富里郷の農協は日本から持ち込んだコメの品種「ミルキークイーン」の栽培に乗り出している。寒さに強く、成熟期が早い特性を生かし、年に3回作物を収穫できるようにすることで、農家の収入増加につなげる。富里郷は東部で最も古くからコメ栽培が行われている地域とされる。同地で生産されるコメは「富麗米」のブランドで名をはせ、かつては日本にも輸出された。主に栽培されているのは、高雄区農業改良場が開発した「高雄139号」のほか、日本のキヌヒカリと台湾の台コウ4号を交配させた「益全香米」(台農71号)。(コウ=禾へんに更)富里郷農会(農協)の張素華総幹事によれば、新たに栽培を試みるミルキークイーンの作付面積は18ヘクタール。有機栽培で育てるという。張総幹事は、収穫後には高雄139号との食べ比べを消費者に行ってもらい、市場の反応を探りたいと話した。(2018/4/6)

【 「大仏+」、NYの映画祭に出品 台湾映画として20年ぶり 】

ホアン・シンヤオ(黄信堯)監督の台湾映画「大仏+」(大仏普拉斯)が3日と4日、映画監督の登竜門とされる米ニューヨークの映画祭「ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ」で上映された。同映画祭に台湾映画が出品されるのは1998年のリン・チェンシェン(林正盛)監督「青春のつぶやき」(美麗在唱歌)以来20年ぶり。ホアン監督は4日、ニューヨークで中央社の単独インタビューに応じ、作品について語った。同作は社会の隅で生きる中年男性2人がオーナーのドライブレコーダーを盗み見たのを発端に、ある事件に巻き込まれていくという物語。中部の田舎町、雲林県口湖郷で撮影が行なわれた。ホアン監督は撮影地の口湖郷について、台湾の役所が国際社会に紹介したい場所ではないと触れた上で、同地のように荒れ果てた土地こそ台湾の生命力が感じられる場所だと持論を展開。口湖郷の人々が荒れた土地でも頑張って暮らしていることに言及し、「これこそが台湾の姿」と話した。同映画祭は新鋭監督の作品を紹介するのを目的に、ニューヨーク近代美術館とリンカーン・センター・フィルム・ソサエティが共催。47回目となる今年は長編25本と短編10本が選ばれた。(2018/4/6)

【 「台湾独立に向けた住民投票実施を」新たな政治団体発足 会見に李登輝氏 】

台湾独立に向けた公民投票(国民投票、住民投票)の実施や「台湾」名義での国連加盟を目標とする政治団体「喜楽島連盟」が7日発足した。南部・高雄市で開催された記者会見には李登輝元総統が出席し、団体に対する支持を呼び掛けた。同団体の発起人は、政治団体「台湾独立建国連盟」米国本部の元主席で民放テレビ局「民間全民テレビ」(民視)の董事長(会長)を務める郭倍宏氏。会見には陳水扁元総統がビデオメッセージを寄せ、黄国昌・時代力量主席(党首)らが参加した。李元総統は、台湾では4分の3余りの人々が自身を「台湾人」だと考えていることに言及。人々が世界に向けて勇敢に声を上げ、中国大陸の脅威を解消することを願っているなどと述べた。4月7日は民主運動家の鄭南榕氏が言論の自由を訴えて焼身自殺した日。鄭氏の娘、竹梅さんも会見に駆け付け、鄭氏の言葉を引用しながら、開かれた議論や公民投票の重要さを訴えた。同団体は来年4月6日の公民投票実施を目指すとしている。(2018/4/7)

【 ベトナムの少女が台湾で手術受けた実話を動画に 米国務省がSNSに投稿 】

血管奇形を患うベトナム人の少女が台湾で治療を受けた実話を基にして台湾の外交部(外務省)が製作した短編動画「ロアンちゃんの作文」が7日、米国務省東アジア・太平洋局の公式ツイッターで紹介された。同部は8日、米国務省が国際医療における台湾の貢献を評価してくれたとして書面で感謝を表明。また、今年5月に開催される世界保健機関(WHO)年次総会(WHA)への参加に向けて努力を続けるとした。同部は台湾のWHOへの参加の重要性を国際社会に訴えようと動画を制作。動画では、血管が変形する「海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)」の発症により左足が腫れあがってしまったベトナム人の少女、ロアンちゃんが台湾で手術を受けるまでの過程が描かれた。ロアンちゃん本人をはじめ、ロアンちゃんの両親も動画に出演し、最後は「ありがとう台湾」というロアンちゃんの作文で締めくくられている。動画はオリジナル版であるベトナム語版のほか、英語、日本語、フランス語など6カ国語の字幕版が公開されている。全言語版合わせた再生回数は公開からおよそ1週間たった8日の時点で70万回あまりに上っている。台湾は2009年から8年連続でWHAへのオブザーバー参加を続けてきたが、昨年は中国大陸の圧力により招請されず、出席がかなわなかった。外交部や衛生福利部(衛生省)は今年の出席を目指し、各方面での準備を進めている。

動画、および台湾の医療貢献関連記事のURLは以下の通り。

短編動画「ロアンちゃんの作文」 https://youtu.be/oRzRDiZJL4g

台湾医療貢献関連記事 https://www.leavenoonebehind.com.tw/

(2018/4/8)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― 台北国際自転車展覧会 】

2018年10月31日より4日間、台北南港展覧館にて台北国際自転車展覧会が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は自転車、自転車部品、アクセサリー、自転車ファッションなど。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :  https://www.taipeicycle.com.tw/