2018年4月第3週TOPICS

【 台湾のオブザーバー参加を支持 台湾との国交樹立国、WHOに招請提案 】

スイス・ジュネーブで来月21日に開会する世界保健機関(WHO)年次総会に台湾がオブザーバー参加できるかについて注目が集まっている。外交部は7日、外交関係を結ぶ国が台湾からの要請を受け、台湾の招請に関する提案をWHOに対して行ったと明らかにした。現時点で招請状は届いていないという。外交部の報道資料によれば、国交樹立国は7日、台湾をオブザーバーとして総会に招請する提案をテドロス・アダノムWHO事務局長に相次いで書面で提出し、提案を今年の総会の議題にあげるよう求めたという。外交部は国交樹立国の協力と国際社会からの支持に感謝を示し、WHOに対して「個々の国の政治的目的のためだけに奉仕するべきではなく、今年の総会への台湾のオブザーバー参加を早急に招請するべき」だと呼び掛けた。陳・衛生福利部長によると、国交樹立国や友好関係にある国が台湾招請を支援しており、WHO事務局に提案を行う国は20カ国に上るという。陳部長は医療界や台湾の人々も憤りを感じているとし、高いレベルの医療や整った健康保険制度を有する台湾の経験を世界に紹介できるよう願った。(2018/4/9)

【 陳菊氏、総統府秘書長就任へ 高雄市長退任を発表 】

総統府の林鶴明報道官は8日、総統府秘書長(官房長官)に陳菊・高雄市長を起用すると明らかにした。蔡英文総統が11日に記者会見を開き、正式に発表する。総統府関係筋によれば、就任は今月下旬になる見通し。陳氏は9日、市長退任を発表した。任期を8カ月残しての退任となる。総統府秘書長は前任の呉ショウ燮氏が2月下旬の内閣改造で外交部長(外相)に就任して以降、劉建忻副秘書長が代理していた。(ショウ=金へんにりっとう)陳市長は9日、高雄市内で報道陣の取材に応じ、任期半ばでの退任による市政への影響について、残った職員によって市政は予定通り進展させられるとの見方を示した。また、台湾の発展における重要な時期に蔡総統を支えるという点に触れ、秘書長就任を承諾した理由を語った。市長の職務代理は許立明副市長が務めると報じられているが、陳市長は推薦者を頼清徳・行政院長(首相)に伝えたとだけ話し、明言を避けた。(2018/4/9)

【 岡山県備前市の青年会議所が屏東を訪問 姉妹提携に意欲 】

備前青年会議所(岡山県備前市)の岡本達也理事長は9日、訪問団を率いて屏東県政府を訪問した。屏東県の呉麗雪副県長は、来年同県で開催される台湾ランタンフェスティバルに同市を招待するとした上で、昔話「桃太郎」のランタンを展示してもらえればと期待を示した。備前市と屏東市は姉妹都市提携も視野に入れているという。屏東県によれば、屏東国際青年商会は同会議所と約50年にわたり交流を続けてきた。昨年、同会が備前市を訪問した際、備前市長は観光や産業に関して屏東県や屏東市と交流を深めたい考えを示し、最終的な目標として屏東市との姉妹都市提携締結にも意欲をみせたという。呉副県長は、屏東は多様な民族が融合した場所であり、台湾の縮図といえると説明。県内のリゾート地の墾丁や離島の小琉球、先住民の集落、日本式建築などを紹介し、魅力をアピールした。岡本理事長は、帰国後には、備前市長に今回の訪問の成果を報告すると約束し、同会議所を通じて双方の連携を後押しできればと意欲を示した。(2018/4/10)

【 台湾3月の輸出額、単月過去最高更新 化学品や機械などがけん引 】

財政部(財務省)が9日に発表した貿易統計によれば、3月の輸出額は299億9000万米ドル(約3兆2100億円)に達し、単月として過去最高を更新した。前年同期より16.7%増加し、過去半年で最大の伸び幅となった。化学品や機械、電子部品、金属製品の輸出額がいずれも前年同期よりおよそ20~30%増加しており、これらが成長を押し上げた。同部は世界的な景気回復に加え、先端技術や携帯機器の需要拡大などが背景にあると分析している。米国と中国大陸の「貿易戦争」に対する懸念が広がる中、中国大陸と経済的なつながりが深い台湾への影響を案じる声も上がっている。財政部統計処の蔡美娜処長は、打撃は免れないだろうと指摘。その一方で、台湾の輸出の主力であるノートパソコンや携帯電話、タブレットなどのIT製品や集積回路は米国が公表した、高関税を課す対象に含まれていないため、影響は予想より小さくなると経済部(経済省)は試算しているとも説明した。(2018/4/10)

【 台北駅の屋内ナビアプリが配信開始 日本語版も 】

構造が複雑だと評される台湾最大のターミナル駅、台北駅での移動をスムーズにするナビゲーションアプリ「台北車站通」の配信が開始された。最寄の改札口やトイレ、コインロッカーなどを案内するクイックナビや、エレベーターやスロープへのルートを示すバリアフリー設定などの機能を備え、英語、日本語、韓国語などの外国語にも対応する。超音波ビーコンで旅客の位置を測定し、駅構内の道案内や交通情報、グルメ・ショッピング情報などを提供する同アプリ。目的地までの距離や所要時間のほか、曲がる場所なども提示し、利用者をきめ細やかにサポートする。台北市がパソコン大手、華碩電脳(エイスース)傘下の亜旭電脳(アスキー)と共同で手掛ける駅のスマート化計画の一環として開発された。Android版は3月27日、iOS版は4月10日から配信されている。(2018/4/11)

【 桃園国際空港 国際線旅客数や貨物取扱量が世界トップ10入り 】

世界各地の空港運営団体で構成される「国際空港評議会」(ACI)は9日、世界の空港1202カ所を対象にした2017年1~12月の乗降客数・貨物取扱量ランキング(速報)を発表した。台湾の桃園国際空港は国際線旅客数10位、貨物取扱量9位、国際航空貨物取扱量6位でいずれも上位10位内にランクインしたほか、3部門全てで高い伸び率をマークした。国際線旅客数のトップ3は上位からアラブ首長国連邦のドバイ国際空港、英国のロンドン・ヒースロー空港、香港国際空港。桃園空港は4488万人で前回と同じ10位。伸び率は上位20空港の平均5.7%を上回る6.2%だった。日本の成田空港は3315万人で18位。航空貨物については、桃園空港は国際航空貨物取扱量で前回と同じ6位を保ったほか、貨物取扱量では順位を2つ上げて9位となった。桃園空港によると、航空貨物量が増えている背景には、国境を越えた電子商取引(EC)の発展がある。同空港では競争力向上を目指し、生鮮食品などを低温に保つコールドチェーン(低温流通体系)や医薬品輸送における国際品質認証の取得などに取り組んでいるという。(2018/4/11)

【 台日共演作映画主演の田中麗奈らが台湾で会見「おもてなしの精神感じて」 】

台日共演作映画「おもてなし」の記者会見が11日、台北市内で行なわれ、主演の田中麗奈や台湾のワン・ポーチエ(王柏傑)、ジェイ・チャン(陳鈺杰)監督らが登場した。田中は、作品を通じて日本の「おもてなし」の精神を観客に感じてもらえればとアピールした。同作は琵琶湖畔にある温泉旅館再建の物語を通して「おもてなし」精神とはなにかを伝える人間ドラマ。撮影は日本と台湾で行われた。作品中で中国語を披露している田中。このために中国語を必死で学んだといい、やればやるほど面白く感じたと明かした。会見では中国語で記者の質問に答えるほか、台湾語で「みなさん作品を見に来てください」と来場を呼び掛けた。共演したポーチエは田中について、仕事でもプライベートでも優しく、礼儀正しかったと語り、「仙女みたい」と称賛した。同作は台湾で13日公開。日本では3月3日に封切られている。(2018/4/12)

【 奇岩で知られる野柳地質公園で史上初の夜間公開イベント 】

風化や波などの浸食でできた奇岩が並ぶ北部・新北市の観光スポット、野柳地質公園で20~28日、開園以来初となる夜間公開イベントが催される。日が落ちてから同園の看板「女王の頭」(クイーンズヘッド)を見られる新鮮さに、大きな反響が寄せられている。主催の北海岸及観音山国家風景区管理処によると、期間中はガイドによる解説があるほか、21日には音楽会、20~22日には日本のジオパークをテーマにした特別展や子ども向けの体験イベントなども行われる。定員は安全面を考慮して、毎晩500人まで(21日は300人)。予約受け付けはすでに始まっており、週末の入場券はすでに完売しているものの、当日券が毎晩100枚販売されるという。10日にはPR記者会見が開かれ、交通部観光局の張錫聰副局長が、自然が造り出したアートがライトアップされ、いつもとは違う体験ができるとアピールし、来場を呼び掛けた。(2018/4/12)

【 観光客への「ぼったくり」撲滅へ 立法委員が政府に対策訴え 】

台湾では近年、観光客に不当な高額料金を請求する「ぼったくり」行為が問題視されている。立法院(国会)持続可能な観光促進会と与党・民進党所属の立法委員(国会議員)は12日、記者会見を開き、ぼったくり撲滅に向けた対策を政府に求めた。近年、多くの観光客が訪れる各地のナイトマーケット(夜市)で、ぼったくりと疑われるケースが相次いでいる。今月初旬には台北市の士林夜市で韓国人留学生がカット果物を購入する際、通常よりもはるかに高い金額を請求されていたことがわかった。市は同夜市のカット果物店に対して毎日検査をする方針を示している。陳曼麗議員は、台湾で不愉快な経験をした外国人観光客がインターネット上で情報を発信し、その友人やネットユーザーらに影響を及ぼす可能性に言及し、台湾のイメージ悪化につながると指摘。政府に対し、情報透明化システムの構築や24時間体制で消費者からのクレームを受け付ける窓口を地方自治体に求めることなどを提言した。会見に出席した行政院(内閣)消費者保護処参議の王淑慧氏は、検査やクレーム対応を強化していくほか、経済部や交通部など関連省庁と協力し、明確な料金表示などを指導していく方針を明らかにした。(2018/4/12)

【 李登輝元総統が心血注ぐ「台湾和牛」、今月末にもテーブルへ 】

李登輝元総統が東部・花蓮の農場で育成に取り組む台湾和牛「源興牛」が、今月末にも解体され、食卓にあがる見通し。12日に農場を視察に訪れた李氏が取材陣に明かした。今年95歳の李氏。台湾の牛肉自給率の向上を願って2016年に自身が会長を務める「李登輝基金会」を通じて日本統治時代に台湾に運ばれた和牛の血を引くとされる19頭を購入し、花蓮で源興牛育成事業をスタートさせた。現在農場には雄牛11頭、雌牛12頭が飼育されており、今回は生後20カ月の牛をと殺して肉質の良しあしなどを確認するという。李氏は源興牛と黒毛和種、欧米種との遺伝的関係の考察も行っており、今年2月には同氏を筆頭著者とする研究論文が日本畜産学会の機関誌に掲載され、注目を集めた。(2018/4/13)

【 台湾、FIFAランクで過去最高位 ホワイト監督の采配で躍進 】

国際サッカー連盟(FIFA)が12日に発表した最新のFIFAランキングで、台湾代表は過去最高の121位に躍進した。昨年秋に英国籍のゲーリー・ホワイト監督(43)が就任して以降、順位を着実に上げている。先月27日に台北陸上競技場で行われたAFCアジアカップ2019の3次予選シンガポール戦では、前半37分に陳柏良のゴールで先制し、1-0で勝利した。昨年9月のホワイト監督就任以来、ホーム戦6連勝と無敗記録を伸ばしている。ホワイト監督が掲げる目標はFIFAランキング100位以内。就任から半年余りで順位を当初の151位から30ランク引き上げた。アジアカップ3次予選グループEの台湾代表は3勝3敗の勝ち点9で3位に終わり、本大会出場は逃した。(2018/4/13)

【 蔡英文総統、国交樹立50周年のスワジランド訪問へ 17日から 】

蔡英文総統は17日、アフリカ南部の国交樹立国、スワジランド外遊に出発する。蔡総統が2016年5月の就任以来、アフリカを訪問するのは初めて。今年はスワジランド独立及び中華民国との国交樹立50周年に当たり、滞在中にはこれらを同時に祝う式典に出席するほか、両国の首脳会談なども持たれる。往復とも直行便を利用し、帰国は21日。中国大陸が蔡政権に対する外交圧力を強める中、台湾は2016年末に西アフリカのサントメ・プリンシペ、昨年6月には中米パナマとの断交を余儀なくされた。現在残る国交国はスワジランドを含む20カ国。今回の外遊は、総統自らの訪問により両国の強固な友好関係をアピールする狙いがある。(2018/4/14)

【 台湾最大規模の媽祖巡行、盛大にスタート 】

中部・台中市大甲の媽祖廟「鎮瀾宮」の主神「媽祖」が9日間にわたって各地を巡る台湾最大規模の宗教行事「大甲媽祖巡行」が13日夜にスタートした。今年は菅笠(すげがさ)をかぶって往年の行列を再現する体験イベントも行われ、集合場所は菅笠姿の信者で埋め尽くされた。媽祖は台湾で広く信仰されている航海安全を守る女神。生誕を祝って年に一度行われる巡行は、神輿に乗ったご神体と、それにつき従う信者らが台中、彰化、雲林、嘉義など約110カ所の廟に立ち寄りながら、約340キロを練り歩く。沿道で軽食や飲み物を供して一行をねぎらう信者も多数おり、一路、信仰で結ばれた人々の熱気でにぎわう。体験イベントに申し込み、南部・台南から駆け付けたという女性は、2年前に交通事故に遭ったものの、媽祖のご加護で一命を取り留めることができた、お礼参りがしたいと敬虔な面持ちで語った。(2018/4/13)

【 「台湾は既に独立主権国家、独立宣言は必要なし」=頼清徳首相 】

頼清徳行政院長(首相)は15日、「台湾の独立を主張する政治家」などとする自らの発言が誤解や悪意を持った解釈をされないよう、「台湾独立を主張する現実的な政治家」として、自身の信念が3つの面と6つの方向に具体的に現れていると説明した。震災に見舞われた花蓮の観光振興を目的に現地を訪れ、同行したメディアにその信念の核心について問われた際に答えた。3つの面は▼台湾はすでに独立主権国家で、改めて独立を宣言する必要はない▼台湾の将来を決められるのは台湾に暮らす2300万の人々だけで、ほかの誰もできない▼行政院長として国を建設し台湾を強くさせ、国民に台湾を支持してもらう――を挙げた。具体的な仕事内容としては、国の主権や自由かつ民主的で人権が尊重される台湾の生活スタイル、自らの将来を決める民衆の権利を守ること、国際社会の一員として日韓米などと共にアジア太平洋地域の安全保障を守ることが含まれているという。頼氏は、2017年9月、行政院長として立法院(国会)で初の施政方針報告を行った際、自らを「台湾独立を主張する政治家」と述べたほか、直後の質疑では「現実的な台湾独立主義者」などと発言し、両岸関係の緊張を招いていた。頼氏は台南市長在任中も、独立志向の発言を行っていた。(2018/4/15)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― アジア シニアケア見本市 】

2018年11月1日より4日間、高雄展覧館にてアジアシニアケア見本市が開催される。Unipulam Intercon &Interfamaの主催。出展品目は介護・保健用品、リハビリ機材、会議サービスなど。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :  https://www.eldercareasia.com/en/