2018年5月第2週TOPICS

【 蔡総統、ハイチに感謝 台湾のWHO総会出席を支持 】

蔡英文総統は30日、外交関係を結ぶ中米ハイチのアントニオ・ロドリグ外相と総統府で面会した。ハイチは先日、世界保健機関(WHO)総会への台湾のオブザーバー参加を支援しようと、その正当性を訴える書面をWHOに送っていた。蔡総統は「このような支援に私と台湾の人々は感謝します」と伝えた。台湾は2009年から2016年までオブザーバーの立場で出席してきたが、昨年は中国大陸の圧力により参加が叶わなかった。台湾のWHO総会参加をめぐっては、世界から支持表明がなされている。今年1月のWHO執行理事会では、米国やハイチ、スワジランドなどの代表が台湾の参加を支持する発言を行ったほか、これまでには台湾と外交関係を結ぶ複数の国がWHO総会への台湾招請に関してWHOに提案した。また、日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」やカナダの新民主党など各国の議員、日本やニューヨーク、タイ、トロントなど世界各地の台湾系華僑団体も台湾の総会参加の必要性を訴えている。今月27日には、米国務省東アジア・太平洋局から支持が表明された。(2018/4/30)

【 春の外国人叙勲、台湾から3人受章 台日間の友好関係増進に寄与 】

日本政府が29日付で発表した春の外国人叙勲受章者で、台湾からは3人受章した。馮寄台・元駐日代表(大使に相当)と廖了以・亜東関係協会(現・台湾日本関係協会)元会長に旭日重光章、李伝洪・台北市私立薇閣小・中学校董事長(会長)に旭日中綬章が贈られる。馮氏と廖氏は、日本と台湾間の友好親善及び相互理解の促進に寄与したとして受章。李氏は、台日間の交流を促進したほか、台湾における日本語教育の普及に尽力したことが評価された。馮氏は2008年9月から2012年5月まで、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表を務めた。また、日本各界との幅広い交流を通じ、台湾との協力関係の強化に努めた。廖氏は亜東関係協会会長在任中、17年にわたって協議が続けられていた「台日漁業取り決め」の締結を実現させた。李氏は、薇閣小・中学校で長年にわたり日本語教育の実施に取り組んできた。日本の学校との交流やサマーキャンプなども推進し、双方の青少年交流にも貢献した。今回、外国人叙勲を受章したのは140人。(2018/4/30)

【 <バドミントン>戴資穎、アジア選手権連覇 世界ランク1位に復帰へ 】

バドミントンのアジア選手権は29日、中国大陸の武漢で各種目の決勝が行われ、女子シングルスは戴資穎(台湾)が陳雨菲(中国大陸)を2-0で下し、2年連続で優勝した。戴は来月3日に発表される最新の世界ランキングで、シングルス1位に復帰する見通し。世界ランク現在1位の山口茜が欠場となった中、戴が連覇を果たし、世界ランク1位に返り咲けるかに注目が集まった。戴は今大会、5試合全戦ストレート勝ちを収めた。戴は決勝後の記者会見で、序盤は自身のミスが多かったと振り返り、なるべく早く球を安定させるよう心掛けたと語った。戴は昨年、台湾人選手として初めて同大会の女子シングルスで優勝。連覇は、2008年の蒋燕皎(中国大陸)以来、10年ぶりとなった。(2018/4/30)

【 ドミニカ共和国断交 台湾が中国大陸を強く非難「圧力に屈しない」 】

カリブ海の島国ドミニカ共和国が中国大陸と外交関係を結ぶと明らかにしたのを受け、呉釗燮外交部長(外相)は1日、中国大陸に対し、巨額の金銭援助などの「金銭外交」で中華民国(台湾)の国交樹立国を引き抜く行為を「深く軽蔑し、断固として非難する」とし、「政府は北京の圧力に決して屈しない」と述べた。外交部で記者会見を開き、声明を発表した。2016年5月の蔡英文政権発足後、断交は3カ国目。外交関係を結ぶ「国交国」は19になった。蔡英文総統は1日、ドミニカ共和国との外交関係解消について、台湾に対する北京当局のさらなる圧力だとし、政党を問わず団結する必要性を訴えた。台湾には友好国を支援する能力と意欲があるとした上で、「金銭外交には反対する」と反発した。また、「北京当局のやり方は一方的に両岸(台湾と中国大陸)の平和の現状に衝撃を与えるもので、責任ある国際社会の一員がとるべき行為ではない」と非難し、「このような間違いは即刻止めるべき」だと訴えた。(2018/5/1)

【 EU、台湾のWHO総会参加を支持「全世界の利益に合致」 】

欧州連合(EU)は1日、台湾の世界保健機関(WHO)年次総会や関連する技術会議への参加に対する支持を表明した。台湾の参加はEUや全世界の利益に合致するとの考えが示された。EUの報道官が中央社のメール取材に対して回答した。WHO総会は21日からスイス・ジュネーブで開かれる。参加登録の締め切りが7日に迫る中、台湾にはいまだに招請状が届いていない。EU側は、台湾のWHO総会参加に向けては、台湾の専門技術や能力が発揮できるよう、EUと理念の近い仲間と共に解決の方法を探っていくと述べた。台湾は2009年から8年連続でWHO総会へのオブザーバー参加を続けてきたが、昨年は中国大陸の圧力により出席がかなわなかった。台湾の参加に向けては、これまで米国やハイチ、スワジランドなど複数の国が支持を表明。また、台湾と外交関係を結ぶ国々が台湾招請をWHOに提案するなどしている (2018/5/1)

【 「紋面」保有者の姿を映像で記録 苗栗県、先住民文化の理解促進願う 】

苗栗県政府文化観光局は台湾の先住民に伝わる顔の入れ墨「紋面」保有者の姿を記録したドキュメンタリー映像を製作した。県内の小学校で発表会が行われ、作品に登場する台湾原住民(先住民)タイヤル族の紋面保有者、柯菊蘭さんや徐耀昌県長らが映像を観賞した。徐県長は、映像を通じて台湾全土の人々に先住民文化に理解を深めてもらい、文化資産が重視されるようになればと期待を寄せた。同県は2016年にタイヤル族の紋面文化を無形文化財に指定。文化観光局は紋面保有者の貴重な姿を映像で残そうと、文化部(文化省)の補助金を受けて紋面文化の保護計画に取り組んでいる。約20分のドキュメンタリーでは、同県在住の柯さんと簡玉英さんの人生の物語を記録した。簡さんは撮影中の今年1月に亡くなった。存命の保有者は台湾全土で柯さんを含めて2人にまで減っている。柯さんは、紋面はタイヤル族の証であり、紋面があってこそ虹の橋を越えて祖先と再会できると信じているという。柯さんは自身で織った伝統衣装を身にまとい、発表会に出席。タイヤル族に古くから伝わる歌で歓迎の意を示し、「みなさんに会えてうれしい」と喜びを語った。(2018/5/1)

【 日本統治時代建設の水力発電所、いまだ現役 1000世帯分の電力供給 】

日本統治時代に建設された水力発電所、台湾電力大甲渓発電所后里ユニット(台中市)は、営業運転開始から100年を超えた現在でも現役で稼働している。現在稼働中の発電所としては最古。昨年の年間発電量は368万キロワット時で、一般家庭約1000世帯分に相当する。メーデーの1日、定期点検の担当者は、この“最古参”の社員に向かって敬礼し、敬意を表した。后里ユニットは、建設当初は「后里発電所」と呼ばれ、1911年に営業運転を開始。今年で107周年を迎える。中部を流れる大甲渓の流水を利用した水路式発電所で、2基ある発電ユニットの発電容量は計1000キロワット。台湾電力は后里ユニットを長く使い続けようと、2000年に独自開発した自動制御システムに全面的にリニューアル。今後は、発電所までの水の通り道として設置される水圧管路の取替工事を行う計画だという。定期点検のほか、3年ごとに大規模改修が実施されている。(2018/5/2)

【 台湾と日本を跨いだ父親探しの旅描く作品、台北映画祭開幕作に 】

来月28日に台北市で開幕する「第20回台北映画祭」(台北電影節)の主催者は3日、オープニング作品にシアオ・ヤーチュアン(蕭雅全)監督の「范保徳」、クロージング作品にチュアン・ジンシェン(荘景シン)監督の「引爆点」を選んだと発表した。「范保徳」では台湾と日本を跨いで展開される父親探しの旅が描かれる。(シン=品の口を火に、その下に木)「范保徳」はシアオ監督にとって、「台北カフェ・ストーリー」(第36個故事)以来8年ぶりの長編フィクション。マイケル・ホアン(黄仲崑)とフー・モンボー(傅孟柏)が父子を演じる。シアオ監督は「この作品は私がずっと撮りたかったテーマ」だとコメント。父子関係においてここ数年で人生に大きな変化と発展があったことに触れ、心の中にあったいくつかのテーマのうち、父子関係という題材が最も深く早く動いたため、自身3作目の作品が生まれたと明かした。クロージング作品の「引爆点」は、抗議活動で市民が自殺したのを発端に、監察医が事件の真相解明に乗り出すという社会派サスペンス。昨年の台北映画祭で主演男優賞を受賞したウー・カンレン(呉慷仁)と主演女優賞のアイビー・イン(尹馨)がそろって出演する。映画祭は6月28日から7月14日まで。(2018/5/3)

【 台湾の離島・緑島に「世界一深い海底ポスト」お目見え 】

台東県政府と中華郵政が共同で同県南東の太平洋に浮かぶ緑島の海底に設置したポストが4日、供用開始された。深さは約11メートルで、同社によると、現時点で「世界一深い海底ポスト」。一番乗りではがきを投函した黄健庭県長は、「これは全世界宛て」と述べ、緑島の美しさを世界にアピールすることに意欲を見せた。シュノーケリングスポットとして知られる石朗エリアに設置されたポストは高さ約180センチで、緑島の海に生息するタツノオトシゴ、ピグミーシーホースがモチーフ。世界一深い海底ポストとしてギネス世界記録に認定されている和歌山県すさみ町のポストの水深約10メートルを上回っている。中華郵政によると、専用はがきは島内の学校の教員、生徒らが共同制作したもので、指定の店舗で購入できる。収益は環境教育の経費に充てられるという。(2018/5/4)

【 今季欠場のイチロー、「尊敬に値する選手」=元西武・郭泰源氏ら 】

「イチローの打撃技術に申し分はない。尊敬に値する選手だ」。こう語るのは、かつて西武で先発ローテーションの一角を担っていた郭泰源氏(56)。イチローが米大リーグ、マリナーズの会長付特別補佐に就任し、選手として今季の残り試合に出場しないことが発表されたのを受け、4日に台湾メディアの取材に答えた。現役を引退した1997年までイチローとともにパ・リーグでプレーした郭氏。オリックス時代のイチローについて、「自信のある球がスタンドに運ばれることは何度もあった」と振り返り、その打撃センスの高さをたたえた。昨年から台湾プロ野球、富邦で顧問を務めている郭氏のほか、同ラミゴの洪一中監督(56)もイチローに敬意を示した。選手時代(1990~2002年)は台湾リーグを代表する名捕手として活躍した洪監督は、44歳でまだプレーしていたイチローについて「きっと強い自制心の持ち主だろう。そうでなければ、球団に認められ、出場を続けて多くの記録を塗り替えることができないと思う」と敬服した様子で話した。(2018/5/5)

【 台湾語の伝承を推進する文化施設がオープン 台湾初 】

台湾の方言で使用人口が最も多い、台湾語の伝承を進める文化施設「台語文創意園区」が5日、中部・彰化市にオープンした。開園式に出席した蔡英文総統は台湾語であいさつし、同施設が「台湾初」であることを強調。現在の台湾では、かつての自身を含め、台湾語を流暢に話せない人が少なくないとした上で、今後、将来世代が台湾語に触れ、話す場所になってくれればと期待を示した。蔡総統はまた、施設設立の発案者が、台湾語の普及に尽力した周清玉元彰化県長(在任1989~93年)であることに言及。構想が生まれてから20年以上経ってついに実現に至ったと述べ、台湾文化を重視する現職の魏明谷県長の姿勢を高く評価した。(2018/5/5)

【 米、台湾巡る表記改正要求で中国大陸に厳重抗議 総統府が謝意表 】

中国大陸の民用航空局が米国の航空会社に台湾を「国」として表記しないよう求めた問題で、米ホワイトハウスは5日、サンダース報道官名義の声明を発表し、中国大陸が一般企業に対し特定の政治的立場を押しつけているとして厳重に抗議した。総統府の林鶴明報道官は6日、米国側への謝意を表明した。声明によれば、中国大陸の民用航空局は先月25日、米国を含む海外の航空会社36社に対し、自社サイトなどでの台湾や香港、マカオに関する表記を「中国共産党の基準」に合致するよう変更を求める書簡を出した。声明ではこれについて、政府が人々を監視する未来の社会を描いた英国の作家、ジョージ・オーウェル氏の作品を連想させるほど「ばかげている」と批判。米国の航空会社や一般市民に対する威嚇や脅迫をやめるよう中国大陸に要求した。林報道官は6日、メディアの取材に応じ、台湾は長きにわたって厳しい立場に置かれており、これまで北京当局が圧力を弱めたこともないと言及。だが台湾は、国際社会の一員として地域の安定と台湾海峡の平和維持を目指して努力を続けていくと述べた。(2018/5/6)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― 台湾金属材料及び精密加工設備展 】

2018年12月5日より3日間、台中の台中国際展覧館にて台湾金属材料及び精密加工設備展が開催される。開国有限会社の主催。出展品目は金属材料科学オ及び工程、冶金、鋳造、金型、貴族加工成形技術など。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :   http://www.imttaiwan.com/main.php?lang=zh