2018年7月第1週TOPICS

【 蔡総統、中国の拡張に警戒感示すも習氏との会談望む=AFPの取材 】

蔡英文総統は25日、台北市内の総統府でAFP通信の単独インタビューに応じた。台米関係や台湾の国際的地位および台湾へのアイデンティティー、米朝首脳会談などの議題について考えを表明。総統府の報道資料などによると、中国との関係に言及した際、その圧力で、挫折を感じる時もあると明かし、国際社会が一丸となって拡張主義の中国を抑え込むよう呼び掛けた。一方で、任期中に台湾のリーダーとして習近平氏との会談実現に期待を寄せるなど柔軟な姿勢を見せている。蔡総統は、2016年の総統就任以来、中国からの圧力を受け続けており、両者間のバランスに大きな影響を及ぼしていると前置きした上で、今月中旬に行われた米朝首脳会談に触発され、中国側が台湾の経済や社会など各分野の発展を理解し、正しく判断できるよう、総統として習氏と会談する責任があるとの考えを示した。その実施には対等で台湾の尊厳が守られ、政治的前提を設けないことを条件として挙げている。(2018/6/26)

【 阿里山森林鉄道 嘉義-十字路間、27日から運行再開 】

阿里山森林鉄道は27日、3月中旬から運休していた嘉義(嘉義市)-十字路間(嘉義県)の運転を再開する。台湾鉄路管理局(台鉄)阿里山森林鉄路管理処が26日に発表した。同処によれば、同鉄道では今年1月18日から2月25日にかけて脱線事故が4回発生。台鉄は安全強化のため3月12日から同区間の運転を停止し、線路や車両の点検などを行っていた。点検作業はすでに終了し、26日には試運転を行ったという。(2018/6/26)

【 金城武やシルヴィア・チャンら4人、米アカデミー会員候補に 】

米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーが25日、59カ国の928人を新しい会員候補として選んだと発表した。台湾出身者としては、俳優部門で金城武さんと女優で監督のシルヴィア・チャン(張艾嘉)さん、デザイナー部門で美術監督のホァン・ウェンイン(黄文英)さん、ライター部門で脚本家のワン・ホエリン(王蕙玲)さんが選ばれた。招待に応じると、同賞を選ぶ投票権が与えられる。同アカデミーが紹介する各氏の代表作はそれぞれ▽金城武=チャン・イーモウ(張芸謀)監督の「LOVERS」(十面埋伏、2004年)とジョン・ウー(呉宇森)監督の「レッドクリフ」(赤壁、2008年)▽シルヴィア・チャン=自身が監督、脚本、主演を務めた「20.30.40の恋」(20 30 40、2004年)と「Love Education」(相愛相親、2017年)▽ホァン・ウェンイン=ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「百年恋歌」(最好的時光、2005年)と、遠藤周作の小説を映画化したマーティン・スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」(2016年)▽ワン・ホエリン=アン・リー(李安)監督の「グリーン・デスティニー」(臥虎蔵龍、2000年)と徐立功・尹祺監督の「Fleeing By Night」(夜奔、2000年)。(2018/6/26)

【 台中産「生ライチ」、福島県などで販売 宮城県三陸町などに寄付も 】

中部・台中産の「プレミアム生ライチ」が日本のスーパーマーケットの店頭に初めて並んだ。同市の張光瑤副市長は29日、同市で最も多く生産される黒葉ライチ約4100キロなどを仕入れ、福島県内の10支店で販売している大手スーパーを訪問。売れ行きが好調だと喜色を浮かべ、これからも台中産農産物などの販売ルートを開拓し、地元の農業発展につなげたいと期待を示した。石川県でも約1000キロが販売され、間もなく売り切れたという。プレミアム生ライチは、本来3日ほど経つと表皮が変色してしまうなどの弱点を、天然由来の新技術で克服し、みずみずしさが約1カ月間持続できるようにしたもので、これまで輸出に不可欠とされてきた冷凍保存が不要。今年6月から、生の状態で海外に届けることが可能となった。直動機器メーカーのハイウィン(上銀科技、台北市)が、果物の色や水分保持などに力を注いできた中興大学(台中市)の研究を後押しして実現した。一方、ハイウィンは日本でのPR用として1450箱(2175キロ)を買い上げ、その一部を東日本大震災の被災地、宮城県三陸町に寄贈。今後の台日交流がさらに深まることに期待を示した。同町によると、7月4日開催予定の七夕コンサートで町民に配布されるという。(2018/6/30)

【 台湾、ワクチン非接種口蹄疫清浄国目指す 東京五輪を視野に管理強化 】

台湾は家畜衛生に関する国際機関「国際獣疫事務局」(OIE)が認定する「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」を目指し、7月1日からワクチン接種を中止する。行政院(内閣)農業委員会の林聡賢主任委員が中央社の取材で明かした。林氏は、接種中止から12カ月経過し、口蹄疫が発生しなければ海外輸出への道が開けるとした上で、成功の暁には、東京五輪に向けて台湾産豚肉をPRしたいと期待を示した。林氏は、接種中止で課題となるのは水際対策と国内の防疫作業だと指摘。畜産業界は協力的で、2013年5月末以来、台湾本島では口蹄疫は発生していない。また、今年5月末までには、金門島を含む全域がOIEから「ワクチン接種清浄国・地域」に認定された。21年間にわたり、豚肉の輸出を制限されてきた台湾。ワクチン非接種口蹄疫清浄国・地域への認定を目前とした現在、農業委は、国際市場で台湾産豚肉をアピールするため、ハイテクやグリーンエネルギーなどの導入によるコスト削減のほか、母豚の産子数を現行の12~15頭から、22頭に引き上げるなどの対策を練っている。台湾糖業(台糖)もモデル牧場を設け、肉製品や加工品の開発と観光農業を結びつけ、海外市場、国内観光市場の開拓に乗り出すという。(2018/6/30)

【 台湾、サッカー発展目指す 台中市にスタジアム建設、4年以内に完工へ 】

台中市政府は先月29日、市内にサッカースタジアムを建設中だと明らかにした。4年以内の完工を目指している。教育部(教育省)体育署は台湾のサッカー発展を目指す「サッカー6カ年計画」を掲げており、同市への7億5000万台湾元(約27億2500万円)の補助金交付がすでに決定しているという。スタジアムは同市北屯区に建設中で、同じエリアには台中インターコンチネンタル野球場がある。同市によれば、スタジアムの総面積は6.9ヘクタール、観客席数は6000席以上となる予定。同市を本拠地とするサッカーチームの設立も目指すとしている。台湾は今年4月、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで過去最高の121位に躍進。昨年秋に英国籍のゲーリー・ホワイト氏が代表監督に就任して以降、着実に順位を上げている。同計画は6年以内に台湾の順位をFIFAランキング100位以内に引き上げることを目標とし、チーム設立や人材育成、スタジアム建設などを促進するもの。今後3年で24億元(約87億円)を投じ、台湾各地でスタジアム6球場の建設・改築を行うという。(2018/7/1)

【 米国対台湾窓口新庁舎は「台米関係の強固さ象徴」=米駐台代表 】

米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のキン・モイ所長(大使に相当)は1日までに中央社の取材に応じ、台北市内に6月中旬、落成した同事務所新庁舎について、台湾と米国の関係の強固さを象徴していると語った。海外の駐台機関の施設を一から建設するのは今回が初めてだとし、台湾を重視する姿勢を強調した。モイ所長は、AIT設立から約40年が経過したことに触れ、台湾と米国双方の関係は長い間発展を続けてきたと指摘。米国が2億5500万米ドル(約277億円)を投入して建設した新庁舎は、米国の台湾支持を表す具体的な象徴だとし、今後も長く存在し続けるだろうと語った。また、3年間にわたる台湾での在任期間中、台湾を支持する米国の姿勢を人々に広く知ってもらうことに尽力してきたと紹介。台湾各地への訪問や交流サイト(SNS)での発信などを積極的に行ってきたという。だが、米国が中国大陸との交渉の中で台湾を犠牲にするのではないかとの懸念は依然台湾でくすぶっている。モイ所長は重要な問題に懸念の声は付き物だとしながらも、米国政府内で台湾を軽視するような発言や台湾政策の方針変更を唱える声は一切聞いたことがないと述べた。(2018/7/1)

【 タイガーエア台湾、高雄-名古屋間の定期チャーター便を就航 】

チャイナエアライン(中華航空)系格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾は1日、高雄-名古屋間を結ぶ定期チャーター便を就航させた。この日、高雄国際空港で記念式典が開催され、同社の黄世恵・商務長は、手頃な価格でサービスを提供することで高雄と名古屋の観光や交流を促進したいと語った。式典には高雄市政府の趙建喬秘書長や同市政府観光局の葉欣雅副局長らも出席した。趙秘書長は高雄について、山や海、河港がある文化が豊かな都市だとアピールし、同路線開設による観光客増加に期待を寄せた。今年10月末まで、毎週木曜と日曜の週2便で運航する。同社の高雄発の国際線は現在6路線でうち5路線が日本行きの路線となっている。(2018/7/1)

【 TSMC、企業の時価総額ランキングで世界23位 台湾から唯一ランクイン 】

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が今年の世界企業時価総額ランキングで23位にランク入りしたことが分かった。国際会計事務所大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が6月29日発表した。上位100位に入った台湾企業はTSMCのみで、昨年の45位から22ランク順位を上げた。時価総額は前年比36.6%増の2200億米ドル(約24兆3452億円)だった。同社は1987年に創立され、ウエハーの受託製造で世界トップのシェアを持つ。現在の従業員数は設立当初の500倍に当たる5万人。「台湾半導体の父」の異名を持つ創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏が先月引退したばかり。同ランキングトップ100社の時価総額の合計は、米中企業の成長を背景に、前年同期比15%増の20兆米ドル(約2213兆円)に達し、過去最高を記録した。1位は米IT大手のアップルで7年連続で首位を独占。2位以下は米アルファベット(IT大手グーグルの親会社)、米マイクロソフト、米アマゾン・コム(インターネット通販大手)、中国大陸のテンセント・ホールディングス(騰訊)など。(2018/7/1)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― Taiwan Innotech Expo 2018 】

2018年9月27日より3日間、台北市の世界貿易センターにてTaiwan Innotech Expo 2018が開催される。中華民国経済部、国防部、教育部、行政院農業委員会の主催。出展品目は農業製品、化学物質材料の製品・機械・手工具、コンピュータハードウエア、ソフトウエアと周辺機器等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :   https://www.inventaipei.com.tw/en_US/index.html