【 史上初の日本台湾祭りin北海道 札幌北3条広場にて開催 】
台湾の魅力を紹介する「日本台湾祭りin北海道」が札幌市の北3条広場、通称アカプラにて7月28・29日に開催され、来場者は台湾のグルメや文化を楽しんだ。会場には台湾の観光や食などを紹介するブースが出店し、飲食ブースではタピオカミルクティーやマンゴーかき氷、小籠包など、台湾を代表するグルメが販売された。嘉義の舞踏団が伝統的な服装と現代的なセンスをマッチさせた舞踏を、台中の人形劇団が伝統的な人形劇を披露した。また衆議院道下大樹議員や蝦名大也釧路市長、小船井修一日台親善協会連合会会長など日台親善団体、議員、道庁・札幌市役所の代表が開幕式に参加した。日本台湾祭りは、台日交流親善を目的に創設された台日文化交流基金が主催となり、台湾の文化を紹介し、台日関係の更なる発展、台湾各地への観光客誘致を目的に、例年東京上野にて開催されている。今回は開催地を札幌に移してのフェスとなった。二日間で約3万人が来場し、多くの来場者から絶賛や好評価を受けた。会場の盛況振りは地元のテレビ局でも報道されていた。(2018/7/28)
【 台湾原住民の子供らの合唱団、北海道各地にて公演 】
台湾の先住民「ブヌン族」の子供たちが北海道各地のイベントに参加するために道内を訪れている。来道しているのは「台湾原声合唱団」の子供たち。7月20日に来道して以来、函館市、白老町、小樽市、札幌市で民族衣装を身に着け、民族に伝わる合唱を披露。その天使の歌声は来場者を感動の渦に巻き込んだ。特に白老町でのコンサートでは台湾で幼少期を過ごした歌手の一青窈さんも参加した。コンサートでは原声合唱団の9歳から15歳の小中学生40人が狩猟の喜びや祈りの呼びかけを表現した伝承歌をブヌン語で披露。日本語で挑戦した童謡「ふるさと」や英語で「You raise me up」を合唱、会場には割れんばかりの拍手が響いた。合唱団は2008年、伝統音楽の保存や合唱を通した子供の育成のために設立された。「原声」という言葉には先住民の生活の声を届けるという意味が込められている。原声合唱団の子供たちは市民らとの交流にも参加。各地日台親善協会がコンサートの開催に支援を提供した。白老町では白老小学校の子供たちとアイヌ文様パッチワーク作りに挑戦。小樽市ではおたる潮まつりで市民参加の演舞に飛び入り参加し、道産子の子供たちとの交流を深めた。(2018/7/30)
【 カーター前米国防長官が台湾訪問 高官と台米関係などで意見交換 】
米国のカーター前国防長官が23日から2日間の日程で台湾を訪問。アジア太平洋の安全に関するフォーラムに出席するほか、政府高官と面会し、台米関係や地域の経済や貿易、アジア太平洋の地域情勢などについて意見を交換した。カーター氏は24日に台北市内で開かれる「ケタガランフォーラム:2018アジア太平洋の安全対話」に出席。同フォーラムは外交部がシンクタンク「両岸交流遠景基金会」に委託して開催するもの。「朝鮮半島とインド太平洋戦略環境」や「民主社会に対する中国共産党のシャープパワーの挑戦」などの議題について討論が行われる。米国や欧州連合(EU)、日本、韓国、オーストラリア、インド、ベトナムなど海外や台湾の学者、専門家約20人が出席する予定。カーター氏はオバマ政権下の2015年~2017年1月に国防長官を務めた。外交部は報道資料で、カーター氏を「台湾の長年の友人」だとし、「国防長官在任中には台米間で密接な安全保障協力関係が築かれた」と紹介している。(2018/7/23)
【 米上下院、国防権限法案を一本化 台湾との軍事訓練実施促す 】
米上下両院は23日、2019会計年度の国防権限法案の一本化作業を完了させた。24日公開された草案の全文では、米国防総省に台湾との軍事訓練を実施するよう促す内容などが加えられた。だが、上院の案で言及されていた、中国軍による侵攻を想定した台湾の定例訓練「漢光演習」への米軍の参加促進については盛り込まれなかった。法案は今後、両院それぞれで可決された後、トランプ大統領の署名を待って成立する。台湾に関する内容が記されたのは1257条と1258条。1257条では、台湾の軍事力増強に関する提言がなされ、台湾の自己防衛能力向上のため、台湾の軍隊や予備役兵力に対して適切な評価や提言を行うことを米国防長官に求める内容が記された。また、国務長官と協議を行い、法案公布から1年以内に評価や提言、米国の計画に関する報告を議会の関連委員会に提出することも要請した。計画には、米台の軍事交流や合同軍事訓練、台湾への武器供与に関する支援などが含まれるとされた。また、国防長官は台湾の安全保障向上につながる交流に関する政策を促進すべきだとし、具体的には、台湾との実地訓練や軍事訓練を行う機会の促進や、台湾旅行法に基づいた米台双方の国防関連の高官などによる交流の促進について記された。これを受け総統府は25日、声明を発表。米議会は長きにわたって、安全保障を含めた各方面で台湾を支持してきたとし、謝意を示した。(2018/7/25)
【 「台湾」表記変更強要 総統府「台湾を世界から抹殺できない」 】
米主要航空会社3社は25日までに、公式サイトから「台湾」の表記を消したことについて、総統府の林鶴明報道官は同日、「インターネット上で表記を変更するいかなる企みによっても、われわれの国家を世界から抹殺することはできない」と述べ、国際社会に対し、だんだん歯止めが掛からなくなっている中国の行為を正視するよう呼び掛けた。中国民用航空局は4月下旬、海外の航空会社44社に対し、台湾の呼称を変更するよう要求。当初は期限を30日間としていたが延期され、25日は最終期限だった。米航空会社のアメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空の3社は期限直前に表記を変更した。米航空会社3社が台湾の表記を変更したのを受け、米上下院の議員は25日、相次いで台湾支持を表明した。トム・コットン上院議員は、3社の決定への失望を表明する声明を発表。下院外交委員会のイリアナ・ロス・レイティネン名誉委員長はツイッターで、米航空会社が中国の圧力に屈したのは悪しき先例であり、いじめや自由主義的価値観の弱体化を増大させるだけだとし、「みんなで中国に立ち向かい、屈服するのをやめ、われわれの生活様式を守らなければならない」と呼び掛けた。同委員会西半球圏小委員会のポール・クック委員長もツイッターで「ウェブサイトの編集だけでは、台湾が存在し、米国の重要な盟友である事実を変えられない」とし、引き続き中国とそのいじめに対抗する必要があるとつづった。(2018/7/26)
【 台北、景観づくりの国際大会で4つの賞受賞 実力知らしめる 】
国際造園家連盟(IFLA)が主催する2018年のAAPME賞(アフリカ・アジア太平洋・中東地区大会)が19日、シンガポールで発表され、台北市政府工務局公園路灯工程管理処が手がける4つのプロジェクトが計3部門で4つの賞を受賞した。公的機関としての受賞は同処のみで、台湾における優れた景観づくりの実力を世界に示した。4つのプロジェクトは、国定古跡に登録されている「北門」周辺の広場の景観づくり(文化と伝統部門)、エコ都市を目指す「田園都市」(食糧生産部門)、温泉やバードウォッチング、花見が楽しめる陽明山「前山公園リニューアル工事」(生物多様性保全部門)とホタルの再生に取り組む「大安森林公園」(同)。特別賞受賞の「大安森林公園」を除き、いずれも最優秀賞に輝いた。IFLAは国際連合教育科学文化機関(UNESCO)から認定を受けた世界規模のNGO団体。台湾や日本、韓国、中国、ニュージーランドなど各国・地域のランドスケープアーキテクトが加盟している。(2018/7/23)
【 少年野球で台日交流 バファローズジュニアチームが台南訪問 】
南部・台南市で25、26両日に行われる少年野球親善大会「2018台南市学生夏季野球大会」に、日本の小学6年生からなる「バファローズジュニアチーム」が出場する。同大会に日本チームが参加するのは初めて。地元の少年野球4チームとそれぞれ1試合戦う予定。同市政府によると、同チームは、日本プロ野球オリックスが西日本のリトルリーグから選んだ19人で結成されており、今大会に向けプロから約1カ月の手ほどきも受けたという。選手を含む一行66人は24日、大阪発の直行便で台南に到着した。李孟諺代理市長は同日夜の夕食会で歓迎の意を示した。また、同市はこれまでに多くのプロ野球選手を輩出しているほか、11~12歳が対象の野球の国際大会「WBSC U-12ワールドカップ」を来年から5大会連続で開催する予定であることなどを紹介し、野球が盛んな土地柄をアピール。選手たちには、台湾チームと楽しく球技を切磋琢磨してほしいとエールを送った。一行は滞在中、市内の観光スポットや烏山頭ダムの八田与一記念園区なども訪れ、台南の歴史や文化に触れる。(2018/7/25)
【 月給の高い業種 電気・ガス業が34万円強でトップ 】
行政院主計総処は、工業・サービス業の雇用者の収入を業種別にまとめた2017年の統計を公表した。これによると、最も平均月給が高い業種は電気・ガス業で、9万4551台湾元(約34万3700円)。金融・保険業の8万6294元(約31万3700円)が2位、情報・通信業の6万9022元(約25万1000円)が3位だった。3位以下は多い順に、医療・保健サービス業の6万5681元(約23万8800円)、専門・科学・技術サービス業の5万9926元(約21万7800円)、鉱業・土石採取業の5万6302元(約20万4700円)が続いた。平均月給は、毎月の基本給や固定賞与、ボーナス、残業手当などを含む年収から算出した平均値。工業・サービス業全体の平均は4万9989元(約18万1700円)。前年比2.46%増となっており、同処は、ボーナスなどの支給額が増加したためと分析している。(2018/7/25)
【 台北市を訪れた日本人観光客、目当ては「グルメ」が最多 】
台北市は26日、2017年に同市を訪れた訪台外国人観光客の消費動向などをまとめた調査結果を発表した。日本人観光客が台北市を訪れる理由で最も多かったのは「グルメ」で約61%に上った。日本人が訪れた観光名所の上位は、ナイトマーケット(59.4%)、台北101(48.8%)、故宮博物院(35.2%)、龍山寺(28.1%)、西門町(25.1%)。好きな観光名所では、伝統と新しさが融合した街に変貌を遂げつつある問屋街、迪化街などを含む大稲埕がトップで、故宮博物院や北投温泉が続いた。日本人の買い物代の内訳は、名産品・特産品が最も多く、買い物代全体の38.5%を占めた。次いで服飾・関連の小物(18.6%)、茶葉(16.9%)。日本人が購入した名産・特産品を商品別にみると、パイナップルケーキを購入した人が85.2%に上り、断トツの1位。ヌガー(18.3%)、緑豆ケーキ(7.7%)、ジャーキー(7.3%)が続いた。調査は昨年1月1日から12月31日まで、桃園国際空港、高雄国際空港、台北松山空港の3カ所で実施。出発客を対象に、対面アンケート形式で行った。4806人と接触し、そのうち滞在中に台北を訪れたのは3600人だった。(2018/7/26)
【 台北駅で写真展 台湾鉄道と近鉄の旅の魅力を伝える 】
台北駅1階西側通路で26日から、「台鉄と近鉄の旅の素晴らしさ」が伝わる作品を集めた写真展が始まっている。展示されているのは、台湾鉄路管理局(台鉄、台北市)と近鉄グループホールディングス(近鉄、大阪市)が共同で開催した「日本台湾横断!『旅情感動・鉄路之旅』フォトコンテスト」の受賞作33点。台鉄は、相互誘客や鉄道観光振興につながることに期待を示し、写真の中の景色を実際に体験してみてはと呼び掛けている。8月24日まで。同コンテストは両社が昨年7月に友好協定を締結してから1周年を迎えることを記念して企画された。3月20日~5月20日の応募期間中、日台双方から計873点の作品が寄せられたという。受賞作はイベントの公式ウェブサイトでも公開されている。日本では台湾に先駆け、5日から大阪市内のあべのハルカス17階で写真展が開催されている。(2018/7/28)
【 台湾の大手銀行、義援金1000万円寄付=西日本豪雨 】
台湾の大手銀行、中国信託商業銀行(CTBC、台北市)は27日、西日本豪雨の被災者支援に役立ててもらおうと、子会社の東京スター銀行(東京都)と500万円ずつ、計1000万円を寄付すると発表した。CTBCは、今年6月の大阪北部地震や2011年の東日本大震災、16年の熊本地震などでも職員らの力を合わせて支援を行ったと説明し、台日双方が長年培ってきた固い友情を強調。今回の水害は近年まれに見る深刻なものだとして犠牲者に哀悼の意を示した。(2018/7/28)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2018台湾国際果実・野菜見本市 】
2018年11月21日より3日間、高雄展示ホールにて2018台湾国際果実・野菜見本市が開催される。貿有展覽有限公司の主催。出展品目は生鮮フルーツ・野菜、食用花・ハーブ、穀類・ナッツ、加工設備、工業サービス等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : http://www.taiwanagriweek.com/tfve_jp.html