【 蔡総統「引き続き日本を応援」 ツイッターで安倍首相に伝える 】
蔡英文総統は6日、北海道で起きた地震の救命救助活動に関する安倍晋三首相のツイッターのメッセージに返信する形で、日本に救助隊を派遣する準備を整えたことを伝え、「これからも引き続き日本を応援します」とエールを送った。蔡総統は日本語でツイート。「台湾は日本の良き友人として、自然災害が続く日本と共にこの困難な時期を乗り越えたいと願い、またそうする義務があると考えています」とし、「北海道で発生した地震のために、台湾は特殊救助隊員40名、災害救助犬2頭、及び必要な器材を派遣する用意を整えました。これからも引き続き日本を応援します」とつづった。総統府によると蔡総統は北海道の地震に大きな関心を寄せ、被害が最小限にとどまり、被災地の人々がなるべく早く日常生活を取り戻せるよう願っているという。この地震でけがや死亡した台湾人は確認されていないという。地震の影響で帰国が延期になった台湾の団体旅行客は764人。6日に台湾から出発予定だったツアー13本が中止になり、471人に影響が出た。(2018/9/6)
【 安倍首相、蔡総統の日本語ツイートに感謝 繁体字で返事 】
安倍晋三首相は7日、自身のツイッターを更新し、蔡英文総統が北海道で起きた地震について6日に寄せた日本語の投稿に対し、中国語繁体字で感謝を示した。安倍首相は「古くからの友人である台湾の皆さんからの心温まるお見舞いの言葉、ありがとうございます」とした上で、「我々の共通の大きな課題である台風や地震等の自然災害について、これからも互いに協力して乗り越えていきたいと思います」と記した。蔡総統は6日、ツイッターで「北海道で発生した地震のために、特殊救助隊員40名、災害救助犬2頭、及び必要な器材を派遣する用意を整えました」と支援の意思を表明。安倍首相はこのツイートを転載する形で投稿を行った。蔡総統は台風21号の影響で関西を中心に甚大な被害が出たのを受け、5日にもツイッターに日本語のお見舞いメッセージを投稿していた。(2018/9/8)
【 足止めの台湾人旅行客全員帰国 北海道地震 】
外交部(外務省)は9日、北海道で発生した地震の影響で道内に足止めされていた台湾人旅行客が全員帰国したと発表した。旅行客を輸送するため、9日午後までに航空機の座席約1100人分が手配されたという。新千歳空港は8日、国際線の発着を再開。チャイナエアライン(中華航空)とエバー(長栄)航空は、増便などの措置を図り、足止め客の輸送に当たっていた。台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)札幌分処は、地震の発生を受け、道内の台湾人をサポートする緊急窓口を設置。24時間体制で水や非常食の配布、宿泊施設や交通機関の手配代行などを行っていた。謝長廷駐日代表(大使に相当)は10日、同処で会議を招集する方針。今回の経験をふまえ、今後の参考にするとの姿勢を示した。(2018/9/9)
【 蔡総統、日本各界の台湾への応援に感謝表明=日本の学者と面会 】
蔡英文総統は4日、東京大学東洋文化研究所の松田康博教授を中心とする両岸関係研究グループの一行と台北市の総統府で面会した。台湾に対する中国の圧力が強まる中、日本各界から台湾にエールが送られたことに感謝を示し、民間レベルだけでなく、政府間でもより多くのやり取りが生まれることに期待を寄せた。蔡総統は両岸関係について、中国による軍用機や軍艦の台湾周辺への派遣や台湾の国際参加の妨害、台湾と外交関係を持つ国の切り崩しなどは、両岸関係の平和と安定に脅威をもたらしていると述べた。その上で、航空会社の台湾関連表記変更や東アジアユースゲームズの開催中止、エルサルバドルとの断交など中国の圧力を背景に発生した問題について触れ、日本各界の台湾への応援に感謝すると語った。また「台湾と日本は民主主義や自由など基本的価値観を共有し、互いに重要なパートナー」だと言及。「民間の盛んな交流のみならず、政府間でより多くのやり取りや往来が生まれ、地域の経済統合や安全保障においてより積極的な役割を共に果たせることを期待する」とし、日本との関係強化に意欲を見せた。(2018/9/5)
【 国交締結国ナウルで太平洋諸島フォーラム 呉外相が関連会議に出席 】
外交部(外務省)は3日、呉釗燮外交部長(外相)が南太平洋の国交締結国、ナウルを2日から訪問していると発表した。呉外相は太平洋諸島フォーラム(PIF)関連の会議に出席するほか、ナウルのバロン・ワカ大統領と面会する。外交部によると、台湾は1993年から「台湾/中華民国」名義で「開発パートナー」としてPIF関連の活動に参加。呉外相は今回、「台湾/中華民国とPIF諸国対話会議」に出席し、PIFに参加する各国の代表と意見を交わす。また、太平洋地域の国交締結国や台湾と交流がある国々の代表との会談も予定されているという。(2018/9/3)
【 桃園空港に新名所 飛行機見ながら食事できる商業ゾーン、来年誕生へ 】
桃園国際空港第2ターミナルの拡張工事で新設された5階の商業スペースに来年、「台湾芸玩ストリート」が誕生する。飛行機の離着陸を眺めながら食事を楽しめるレストランのほか、VR(仮想現実)体験ができるゲーム館、仮眠所なども設置され、空港の新名所になることが期待される。5階商業スペースは食品大手、義美食品グループの義美吉盛が運営を手掛ける。2日に取材に応じた同社の詹成吉総経理(社長)によれば、ゾーンの構成はすでに決定しており、年末に工事を開始、来年上半期のオープンを見込む。デザインは「台湾100年の風華」を基調に、バロック様式の要素を取り入れ、東西文化の融合を表現。レトロな街並みが残り、観光客にも人気の台北市大稲テイエリアのような雰囲気が味わえるという。台湾芸玩ストリートの目玉は、離着陸する飛行機を眺められる展望レストラン。台湾料理店のほか、飲食店の格付け本「ミシュランガイド」で星を獲得したレストランも入居する予定だという。桃園空港の担当者によると、5階の商業スペースは一般エリアとなるため、出国しない人でも利用可能。レストランとは別に展望台も設けられ、食事をしなくても飛行機見物が楽しめるという。(2018/9/3)
【 東アユース大会中止の台中市、「アジア太平洋ユースゲームズ」開催へ 】
台中市の林佳龍市長は3日、国際スポーツ大会「アジア太平洋ユースゲームズ」を政府と共同で来年開催すると発表した。同市は来年、「東アジアユースゲームズ」を開催予定だったが、中国の圧力で中止が決まっていた。林市長は、同大会に出場予定だった選手に実力を発揮する舞台を提供したいとしている。林市長によれば、アジア太平洋ユースゲームズの開催は総統府や行政院(内閣)、専門家との度重なる話し合いの上で決定された。参加する国・都市や選手の範囲は東アユース大会よりも広げる予定だという。アジア太平洋地域の国・地域の参加を歓迎し、いずれの国・地域も招待するとしている。林市長は、スポーツに国境はなく、政治的干渉はあってはならないとした上で、オリンピックの精神を遵守しさえすれば、台湾は自らのブランドを立ち上げることも可能であり、どんな圧力も怖くないと自信をのぞかせた。(2018/9/3)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 第30回台北国際建築建材及び産品店 】
2018年12月13日より4日間、台北南港国際展示場にて第30回台北国際建築建材及び産品店が開催される。大展国際㈱主催。出展品目はビルの空調、エネルギー制御、オートロックシステム、総合建材、家具/インテリア、照明設備、装飾建材等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : http://www.taipeibex.com/2018/ja_JP/