【 WHO総会の招請状、台湾に届かず 蔡総統、参加の権利訴え 】
スイス・ジュネーブで20日に開幕する世界保健機関(WHO)年次総会への招請状が、出席手続き締め切りの6日を過ぎても台湾に届いていないのを受け、蔡英文総統は7日、台湾の参加の権利を訴え、圧力を強める中国を批判した。北部・新北市貢寮区の漁協を視察した際に取材に応じた。蔡総統は「台湾人にはWHOや総会に参加する権利を包括的に、疑いの余地なく有している」と強調した上で、WHOは特定の一国の政治的立場を守る必要はないとし、台湾をWHOや総会に参加させないよう中国がバリケードを築くのは「われわれ(台湾)には受け入れられないことであり、国際社会もますます不満を募らせている」と述べた。台湾は2009年から16年までWHO総会にオブザーバー参加していたが、17年以降は中国の圧力により招請状が届かず、出席できていない。(2019/5/7)
【 河野外相、台湾のWHO総会参加をツイッターで支持 】
河野太郎外相は8日、ツイッターを更新し、スイス・ジュネーブで20日に開幕する世界保健機関(WHO)年次総会への台湾のオブザーバー参加を日本として支持するとの立場を表明した。投稿には賛同や感謝を示す返信が多く寄せられており、同日午後6時半現在約2700件の「いいね」が集まっている。河野外相は投稿で、「国際化の進展に伴い、世界的な公衆衛生危機対応の強化は不可欠」と指摘。感染症対策などに地理的空白を生じさせないため、「台湾がオブザーバーとしてWHO総会に参加することを、日本として支持します」とつづった。外交部の公式ツイッターは8日、河野外相の投稿を引用し、日本語で感謝の意を表明。「日本の友人からの応援は、台湾のWHO総会参加が世界の健康安全保障にとっていかに重要で、また台湾2300万人の基本的人権が無視されていることがいかに不公平なことかを浮き彫りにするもの」とした。台湾は中国の圧力により出席できていなかったものの、台湾の参加に対する支持が複数の国から寄せられている。(2019/5/8)
【 総統府報道官、米下院に謝意表明 台湾支持の法案や決議案可決で 】
米下院は現地時間7日、台湾への支持を示す決議案や法案を可決した。総統府の張惇涵報道官は8日、米下院に感謝を表明した。今の台湾は太平洋において国際的に重要な戦略的地位を有すると述べ、地域における台湾の重要性を強調した。米下院が可決したのは台湾との関係強化を目指す「2019年版台湾保証法案」と、台湾および台湾関係法の履行に対する米国の約束を再確認する決議案。両案はいずれも下院外交委員会のマッコール委員をはじめとする複数の下院議員が共同で提出した。保証法案では、米政府に台湾への定期的な防衛装備品の販売などを求めている。マッコール氏は同法案について、米国は中国に配慮して台湾との関係促進に自ら制限をかけるべきではないとの考えを示すとともに、台湾は米国とより緊密な関係を有するのにふさわしいと述べた。外交部も8日、報道資料で米国への謝意を伝えた。同部は今後も実際的な態度で米国と協力し、台湾と米国のパートナーシップを強化していく姿勢を示した。(2019/5/8)
【 周学佑・台北駐日経済文化代表処札幌分処処長「隣人の健康と安全を軽んじてはならない」 】
周学佑本處處長が、台湾の世界保健機関(WTO)総会参加について、産経新聞へ寄稿しました。内容は以下のウエブサイトをご参照願います。(2019/5/8)
https://www.sankei.com/world/news/190508/wor1905080017-n1.html
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 台湾国際エネルギー見本市 】
2019年10月16日より3日間、台北市の台北南港展示センター展示ホール1にて台湾国際エネルギー見本市が開催される。中華民国対外貿易発展協会、国際半導体産業協会主催。出展品目は太陽エネルギー設備及び材料、システム関連部品、太陽電池関連、太陽エネルギー応用製品、システム運営等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.energytaiwan.com.tw/