【 外国人が住みやすい国・地域ランキング 台湾が1位に返り咲く 】
海外で暮らす人のためのオンラインコミュニティー「インターネーションズ」が発表する外国人が住みやすい国・地域の最新ランキングで、台湾が首位になった。医療環境や生活品質などが高く評価された。2位はベトナム、3位はポルトガル。日本は39位だった。同ランキングは世界64の国・地域で暮らす2万人超の会員を対象に行ったアンケートを基に、現地の生活品質や個人の財務・就業状況、適応の難しさなどを評価したもの。台湾は2016年に1位になって以降、17年は4位、18年は2位に甘んじており、今回は3年ぶりの返り咲きとなる。項目別で見た場合、台湾での生活品質はポルトガル、スペインに次いで世界3位。個人の安全への満足度(96%、世界平均81%)、生活への適応のしやすさ(78%、同59%)、地元の人の親しみやすさ(88%、同68%)などが高く評価された。また、医療環境についても、医療費(89%、同55%)や医療水準(92%、同65%)などに対する満足度が高かった。調査では、あるカナダ人が台湾について「自分の家を見つけたような感覚」と称賛したことが紹介された一方で、中国語の習得が困難だと感じる人が52%に上っており、生活面で唯一ネックになるのが言葉であることも指摘された。
(2019/09/07)
【 陳副総統、台日のTPP交渉「正に時機」 田中和徳衆院議員と面会 】
陳建仁副総統は9日、神奈川県日華親善協会名誉会長を務める田中和徳衆院議員と台北の総統府で面会し、環太平洋経済連携協定(TPP)への台湾の参加実現に関して協力を求めた。陳副総統は、台湾にとって日本は第3位の貿易相手先で、日本にとって台湾は第4位の貿易相手先だと言及。現在、日本が米国との貿易交渉や韓国との貿易戦争による圧力に直面していることに触れ、TPPについて日台が話し合いを始めるのに「今が正に最適な時期」だとし、日本の均衡と海外市場拡大にも役に立つと述べた。陳副総統は、田中氏と同協会のメンバーが台湾のTPP参加実現を支持し、台湾に協力して日本政府に提言をしてもらえるよう期待を寄せた。
(2019/09/10)
【 台湾のTPP参加、「日本の支持がほしい」 】
経済部(経済省)の王美花政務次長は6日、台湾と日本の産官学の専門家を集めて台北市内で開かれた経済フォーラムであいさつし、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)参加に関し、日本の政府と民間の支持を得たいと訴えた。
フォーラムは中華民国工商協進会などが主催したもので、日本からは経団連のほか、関西、九州、北海道など5つの経済連合会の代表らが出席した。
王氏は、TPP参加は台湾の重要な目標であると強調。日本の産業界や政府の支持を得て、日台関係や第三国市場の共同進出により良い発展をもたらしたいと願った。
その上で、激しく変化する世界の経済情勢は台湾にとってチャレンジであり、チャンスでもあると言及。最近目立ってきた在中台湾メーカーのUターン投資が台湾の持続可能な発展に役立つとの見方を示し、これは一つの契機だとアピール。日本企業とのさらなる協力強化に期待を示した。
(2019/09/07)
外交部(日本の外務省)は5日、「本当の友達(英語名:A True Friend)」と題する新たなプロモーション動画を発表した。国連の「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)」達成に向けた台湾の努力と成果を国際社会にアピールし、国連システムへの参加を求める台湾2,300万人の声を届けるのが狙い。
動画は、台湾がこれまで行ってきた海外人道支援の記録写真に、感性に訴えながらも力強さを感じさせる英語のナレーションを添え、短編動画の効果を施したもので、台湾が「責任を負い、進んで貢献し、誰ひとり取り残すことない」という国際社会にとっての「本当の友人」であるだけでなく、国際社会から取り残されるべきではない、SDGs達成に不可欠な重要なパートナーであることを訴えている。
動画は「Show me your friends and I’ll show you your future.(=周りの友達を見ればあなたの将来がわかる)」というシンプルながら深い意味を持つ英語のことわざから始まる。そして、台湾が海外で行ってきた人道支援のさまざまなシーンがコマ送りで映し出さる。台湾は、医療ボランティア、職能訓練、農業技術や科学技術などの技術支援団から救援隊などを海外に派遣し、種族、文化、宗教、貧富の差を問わず、実際の行動によって支援の手を差し伸べ、世界が国連の定めるSDGs達成という方向に向かうことができるよう取り組み、より良い世界を生み出すためにさまざまな国と手を取り合って努力している。
この動画は同時に、台湾が国際社会と協力し、国連システムに参加することの必要性を訴えている。外交部はこの動画を通して、台湾の国際参与を長く支援してきた国交樹立国や友好国、海外在住の華僑に心から感謝したいと述べている。また、台湾が世界のために貢献する意欲と能力を持っていることを再度強調した上で、国際社会に対して、引き続き台湾を支持してくれるよう呼びかけている。
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2019年10月16日より3日間、世界貿易センターにて台湾エネルギー展覧会が開催される。TAITRA、SEMI主催。出展品目はPV製造装置、PV材料およびコンポーネント関連、PVシステムデザイナー、太陽電池およびモジュールの製造、検査機器、原料供給、周辺機器(BoP)等。 詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/106416