台湾とマーシャル諸島、新たに2つの協定結び関係強化

太平洋に位置する国交樹立国の一つ、マーシャル諸島を訪問中の呉釗燮外交部長(=外務大臣)は20日、中華民国(台湾)とマーシャル諸島の国交樹立20周年を記念するイベントに出席した。双方は2つの協定に調印し、さらなる関係強化を目指すことで一致した。中華民国とマーシャル諸島は1998年11月20日に外交関係を樹立した。

呉釗燮部長は20日午前、マーシャル諸島のジョン・シルク(John Silk)外務・貿易大臣らと共に、マーシャル諸島の首都マジュロ(Majuro)の港湾に停泊している海洋委員会海巡署の巡視船「巡護七号」に乗り込んでブリーフィングを受けると共に、台湾とマーシャル諸島の巡視船乗組員による人命救助及び海難救助の合同演習を視察した。

呉部長一行はその後、大統領府へ赴き、ヒルダ・ハイネ(Hilda C. Heine)大統領及び閣僚らを表敬訪問。台湾とマーシャル諸島の協力について意見交換を行った。ハイネ大統領は会見で、中華民国の誠実な友好国として、マーシャル諸島は台湾が国際組織に有意義な参加を果たすことができるようこれからも支持していくと約束した。呉部長はこれに感謝すると共に、台湾とマーシャル諸島の各種協力計画を制度化していくことで、「相互利益、持続可能な発展」を実現したいと説明した。

呉部長とシルク外務大臣はまた、ハイネ大統領立会い下、「刑事共助協定」及び「戦略的協力パートナーシップ協定」に署名した。

呉部長はその後、マーシャル諸島の国会を訪問し、Kenneth A. Kedi国会議長と会談した。Kedi国会議長は呉部長に対し、台湾とマーシャル諸島の国交樹立20周年を記念し、今後も台湾との友好を深めるという趣旨の決議案が国会において全会一致で採択されたことは、マーシャル諸島国会の台湾友好に対するゆるぎない立場を示すものだと説明した。

外交部によると、医療協力は台湾とマーシャル諸島の二国間プロジェクトにおいて重要な一環を占める。呉部長とその一行は、衛生福利部双和医院(同北部・新北市)がマーシャル諸島に設置する台湾ヘルスセンター(台湾衛生中心)を訪れ、医療協力計画の成果について理解を深めた。また、マーシャル諸島のカラニ・カネコ(Kalani Kaneko)保健福祉大臣や双和医院の呉麦斯院長と共に、マジュロ病院で行われた創傷治癒センターの開所式に立ち会った。

一行はまた、両国の二国間プロジェクトの成果である「チューレラン・ゼドケア記念健康公園(テニスコート)」の開園式に出席。呉部長の蘇如玉夫人とマーシャル諸島各省庁の閣僚夫人らがテープカットを行った。このテニスコートは2022年に開催されるミクロネシア5か国によるスポーツ競技大会で、テニスの公式競技会場として使用されることになっている。

呉大臣とその一行は、中華民国とマーシャル諸島の国交樹立20周年祝賀イベントに参加するため、19日から21日までマーシャル諸島に滞在する。