李逸洋・駐日代表が「東京2025デフリンピック」出場の台湾代表選手団を激励

　李逸洋・駐日代表は11月14日、「東京2025デフリンピック」に出場するため来日した台湾代表選手団の団長である林昭穎・中華民国聴障者体育運動協会理事長、鄭世忠・運動部（省）政務次長ら幹部一行との昼食会を開催し、台湾代表選手らに声援を送るとともに、好成績を収めることを期待した。

　台湾の運動部と中華民国聴障者体育運動協会は、世界の聴覚障害者のための最高レベルのスポーツ大会である「デフリンピック」に出場するため昨年から作戦計画を立て、今年の台湾代表チームを11種目から、計20名のコーチと76名の選手を選抜し、今年8月より集中訓練を行った。李代表は、大会試合に備える代表選手らとそれを支える関係者らの努力に敬意を表し、「今大会の成績が前回の2022年ブラジル大会での金3、銀13、銅14を上回ることができると信じている」と激励した。

　駐日代表処は同日、選手団が滞在するホテルに果物を差し入れ、選手らが日本の旬の果物を味わい、栄養と体力を強化して試合に挑むよう期待した。また、温かい食事ができる店舗情報や選手らがトレーニングに使用できる付近のジムを紹介し、好成績につながることを望むとともに、台湾のスポーツ外交のためにチーム精神で共に努力することを期待した。

　李代表は、今大会がスポーツ競技の交流だけではなく、台日両国の国民間の友情と理解を深める契機となるよう呼びかけた。駐日代表処は代表団が勝利の旗を振って凱旋帰国できるよう祈念し、在日僑胞団体らとともに全力で代表団の日本滞在中の各種ニーズを支援していく。

　「東京2025デフリンピック」は11月15日～11月26日に東京で開催される。デフリンピックは世界の聴覚障害を持つスポーツ選手のための総合競技大会であり、1924年から4年に1回開催されている。今回はちょうど100周年にあたり、70を上回る国から約3,000名の選手が来日し、21種目を争う。

李逸洋・駐日代表より代表団に果物を贈呈。
写真右より、鄭世忠・運動部政務次長、林昭穎・台湾代表団団長、李逸洋・駐日代表、黄冠超・駐日代表処教育部長。

李逸洋・駐日代表と代表団幹部ら。
鄭世忠・運動部政務次長（右３）、林昭穎・台湾代表団団長（右４）、李逸洋・駐日代表（左４）。