李逸洋・駐日代表が「nano tech 2026」台湾パビリオンを参観、台日連携による強靭な民主サプライチェーンの構築を呼びかけ
「nano tech 2026」(第25回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)が1月28日に「東京ビッグサイト」で開幕した。李逸洋・駐日代表は同展の「台湾パビリオン」出展ブースを訪れ、出展者らの技術および製品の展示に対する理解を深め、台湾からの出展者らを激励し、李代表が台湾の国際科学技術交流を非常に重視していることを示した。
台湾の国家科学・技術委員会は、ナノテクノロジー研究開発を国家型テクノロジー・プロジェクトに組み入れており、「台湾パビリオン」の「nano tech」への出展は、今回で22年目となる。中央研究院物理研究所の荘天明・副研究員が出展プロジェクトリーダーを務め、産・学・研の16業者・機関から代表団を集めて出展し、台湾と国際ナノテク業界との交流と連結を推進していく。
李代表は、呉嘉文・駐日代表処科学技術部長、駐日代表処スタッフらとともに各出展ブースを回り、台湾からの各出展者らと交流した。このなかで李代表は、「台日関係は今が史上最高点にあり、双方の協力はすでに国家戦略レベルのパートナー関係へと昇華している。日本政府の最新の『日本成長戦略』でも、半導体、量子テクノロジー、材料、先端医療などが戦略分野として列挙されており、ナノテクノロジーはまさに先端テクノロジー発展を支える共通の基礎である。台湾はナノ製造および材料応用について世界をリードしており、日本の層の厚い基礎科学研究と完全に相互補完が成り立つ」との認識を示した。李代表は、台湾出展者らのテクノロジー外交への貢献を高く評価し、今回の出展が単なる技術交流ではなく、台日テクノロジー協力の具体的な取り組みを共に実践するものであると強調した。
さらに李代表は、「台日は共に民主主義、自由、法の支配といった価値観を共有する盟友である。ナノテクノロジーは国防、情報安全、通信の核心であり、共通の民主主義の価値観を有するパートナーと連携することにより、鍵となる重要技術を濫用されないよう守ることができる。今は世界のサプライチェーン再編が起こる重要なタイミングであり、台湾は引き続き世界の『最も信頼できる協力パートナー』の役割を果たし、民主主義陣営のテクノロジーの優位性を日本と共に守っていきたい」と強調した。
今回の「台湾パビリオン」は、「ナノ・バイオ医学」、「ナノ計測機器設備」、「ナノ材料とその応用」、「エネルギーと環境」の4大分野から、計18項目にわたる台湾のテクノロジー研究開発の成果を展示している。同展には、学術・研究界から陽明交通大学、中興大学、中正大学、台北医学大学双和病院、工業技術研究院など、産業界から佐信科技(ProTrusTech Co., Ltd.)、奈維(Nanovie Co., Ltd.)、吉美材(G. Materials Co., Ltd.)、鉅鴻科技(CGT Technology Co., Ltd. )、洛克索熱導(Luxor Thermal LTD.)、富鑫奈米科技(Just Nanotech Co., Ltd. )、台茂寛騰生技(DIAMOND QUANTUM BIOTECH CO., LTD.)、越峯電子材料(ACME Electronics Corporation)、矽基分子電測科技(Molsentech)、勝勢科技(STC Nanotech)などの業者が出展した。

李逸洋・駐日代表(左3)が国立陽明交通大学のブースを視察した際、国立台湾大学医学院附属病院急診医学部の張維典主任(右3)が光制御型ナノ医薬とカスタム光流体カテーテルにより、医療コストが抑えられる急性心筋梗塞治療技術を紹介した。

