台湾高速鉄道の次世代車両「N700ST」が台湾へ向けて出荷、福岡市内でレセプション
台湾高速鉄道の次世代車両「N700ST」が30日、山口県にある日立製作所笠戸事業所から台湾へ向けて出荷される。これに先立ち、台湾高速鉄道と日立製作所は29日夜、福岡市内でレセプションを開催し、関係者に謝意を表した。レセプションには交通部の陳世凱部長(交通相)も出席し、自身の給与1か月分を義援金として寄付し、熊本地震の被災地支援に充てることを発表した。また、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表が250万円を寄付すると表明したほか、林俊憲、李昆澤、邱志偉、許智傑、徐富癸の各立法委員(国会議員)も義援金を寄せ、一丸となって日本支援に取り組む姿勢を示した。さらに、台湾高速鉄道を運営する台湾高速鉄路股份有限公司の史哲董事長は、熊本県民が一日も早く日常生活を取り戻せるよう、同社として2,000万円を寄付し、被災地の復旧・復興を支援することを明らかにした。
交通部の陳世凱部長は、「台日友好は産業界にとどまらない。台湾と日本の深い友情は、今回の熊本地震でも相互支援という形で示された」と強調。地震発生後、台湾の航空業界は直ちに救援物資の輸送支援に協力する姿勢を示しており、自身も日本が一日も早く困難を乗り越えられるよう願い、1か月分の給与を寄付することを決めたと述べた。また、日本の関係者に対し、8月15日に台湾を訪れ、次世代車両「N700ST」の台湾到着をともに迎えてほしいと呼び掛けた。
台湾高速鉄路股份有限公司の史哲董事長は、交通部の陳世凱部長や複数の立法委員が示した「困っている人を見過ごさず、進んで助けようとする精神」を高く評価し、その思いに応える形で、同社も義援金2,000万円を復興支援として提供すると述べた。また、「N700ST」の製造に携わった日立・東芝コンソーシアム、日本車輌製造をはじめ、試験や部品供給、技術支援に協力した多くの企業、それに台湾高速鉄道を支援するために集まってくれた日本と台湾の国会議員などに謝意を示した。
レセプションは福岡市内のホテルで開催され、李逸洋駐日代表のほか、日立レールのジュゼッペ・マリノ最高経営責任者(CEO)、JR東海の金子慎会長をはじめ、台湾の立法委員、日本の国会議員など、日台双方の政府・産業界関係者100人以上が出席した。28日に熊本地震が発生したことを受け、急遽出席を見合わせた来賓もいたが、会場では活発な交流が行われ、22年ぶりに日本の新幹線車両が海を越えて台湾へ出荷され、台湾高速鉄道の将来を担う新たな主力車両となることを喜んだ。
Taiwan Today:2026年7月30日
写真提供:台湾高速鉄路股份有限公司
台湾高速鉄道の次世代車両「N700ST」が30日、山口県にある日立製作所笠戸事業所から台湾へ向けて出荷される。これに先立ち、台湾高速鉄道と日立製作所は29日夜、福岡市内でレセプションを開催し、関係者に謝意を表した。28日に熊本で地震が発生したことを受け、交通部の陳世凱部長(交通相)が給与1か月分を、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表が250万円を、台湾高速鉄路股份有限公司が2,000万円を義援金として寄付することを表明した。レセプションに参加した林俊憲、李昆澤、邱志偉、許智傑、徐富癸の各立法委員(国会議員)も義援金を寄せ、被災地の復旧・復興を支援する立場を明らかにした。
