台南市の黄偉哲市長、地震の被害受けた熊本県宇城地域で台南産フルーツジュースを無料で提供
台南市の黄偉哲市長は12日、熊本県の宇城(うき)地域(宇土市、宇城市、美里町)を訪問し、台湾の食・文化・夜市を紹介する日本の民間イベント「台湾祭」の開催チームと連携し、移動販売車で同地域を巡回しながら、地元の住民や復興・復旧活動に携わるスタッフに、台南産のマンゴーやパイナップルを絞って作ったフルーツジュースを無料で提供したほか、台南市民から寄せられた義援金を熊本県の木村敬知事、友好交流都市である宇土市の光井正吾市長、宇城市の末松直洋市長、美里町の上田泰弘町長にそれぞれ手渡した。
「令和8年熊本地震」(2026年7月28日)の発生後、熊本県各地で復旧・復興作業が続けられ、避難者数が徐々に減少しているものの、宇土市、宇城市、美里町は被害が大きく、現在も一部の住民が避難所での生活を余儀なくされている。このため台南市は、移動販売車で宇土市、宇城市、美里町などを巡回し、台南産フルーツを使ったジュースを無料提供することで、より多くの住民に台南市民と黄偉哲市長からの励ましと、支援の気持ちを感じてもらおうと考えた。
台南市農業局は、冷たいフルーツジュースを通じて、熊本の人々に台南からの思いを感じてもらうと同時に、今回の取り組みが単なる物資の支援ではなく、1杯の飲み物と少しばかりの気遣いの言葉を通じて、これらの地域とともに困難に立ち向かい、手を携えて前へ進んでいこうとする台南市の力を同時に伝えたいと考えたと説明している。
黄偉哲市長は同日、台南市民から寄せられた義援金を熊本県の木村敬知事、友好交流協定を結ぶ宇土市の光井正吾市長、宇城市の末松直洋市長、美里町の上田泰弘町長にそれぞれ手渡した。台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊処長も同行した。
台南市は、熊本県での地震発生直後、直ちに熊本県と友好都市である宇城地域(宇土市、宇城市、美里町)にお見舞いの言葉を伝えるとともに、義援金受付専用口座を開設し、台南市民に対して募金を呼びかけた。市民が心を一つにして協力した結果、総額5,500万円が集まった。台南市は、そのうち3,000万円を台南市の友好交流都市であり、特に大きな被害を受けた宇城地域に、残る2,500万円を熊本県に贈り、復旧・復興を支援することを決めた。
台南市の黄偉哲市長は、台南市では2016年2月6日に最大震度7級を観測する地震「0206地震」の発生、2025年1月21日未明に発生した「楠西地震」、7月の台風4号(ダナス)上陸による被害など、困難に見舞われるたびに、熊本から思いやりの心や支援を寄せてもらったと指摘。今回、熊本が地震災害に見舞われた際、台南も同じ痛みを感じ、今回の募金を通じて被災地の復興・復旧の手助けをしたいと考えた。さらに、熊本では多くの観光地が安全を確認した上で営業を再開していることから、熊本の観光振興のためにも、台南市民に対して熊本旅行を呼びかけたいと述べた。
熊本県の木村敬知事は、地震発生直後に台南から温かい言葉が寄せられたこと、さらに義援金を募って熊本まで届けてくれたことに心から感謝すると述べた。そして、熊本と台南は長年にわたる交流パートナーであるだけでなく、困難に直面するたびに支え合い、励まし合ってきたとし、今回、台南市民が海を越えて届けてくれた「恵みの雨」のような支援は、被災地の復旧・復興を支える上で大きな力になるだろうと語った。木村知事はまた、台南市民に対し、熊本県内でも被害の比較的小さかった地域を訪れて観光したり、熊本の特産品を購入したりして、熊本経済の回復を支えてほしいと呼びかけた。
宇土市の光井正吾市長は宇城地域を代表し、宇城地域に寄せられた台南市民からの心遣いと支援に心から感謝すると述べた。台南市民の善意は被災地に実質的な支援をもたらすものであり、宇城地域としてはこの義援金を適切に活用し、できるだけ早く復旧・復興を進めていきたいと述べた。また、今後も宇城地域と台南市がこの助け合いの友情を大切にし、さまざまな分野で交流を続けることで、双方の友好関係をさらに深めていきたいと述べた。
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熊本県は九州の中央部に位置し、台南市とは長年にわたり緊密な交流を続けている。熊本県の中央部に位置する宇城地域は宇土市、宇城市、美里町で構成されている。台南で日本統治時代から戦後にかけて活躍した人権派弁護士、湯徳章の父親が宇土市出身の日本人であったことから、台南市と宇土市の交流が始まった。交流の輪は宇土市だけでなく隣接する宇城市・美里町を含む宇城地域全体にまで広がり、2025年には台南市と宇城地域が友好交流協定を締結した。
Taiwan Today:2026年9月14日
写真提供:台南市
台南市の黄偉哲市長は12日、移動販売車で巡回しながら、熊本県宇城地域の住民や復興・復旧活動に携わるスタッフに、台南産のマンゴーやパイナップルを絞って作ったフルーツジュースを無料で提供した。黄偉哲市長は同日、台南市民から寄せられた義援金を熊本県の木村敬知事、宇土市の光井正吾市長、宇城市の末松直洋市長、美里町の上田泰弘町長にそれぞれそれぞれ手渡した。
