蕭万長副総統が東国原英夫・宮崎県知事と会見

　蕭万長副総統は６月３日、日本の東国原英夫・宮崎県知事一行と会見した。

　蕭副総統は「宮崎県と台湾は地理的に非常に近く、人々の心はさらに近い。東国原知事のリーダーシップの下、宮崎県は日本および国際的に高い知名度があり、県民の東国原知事に対する支持率もきわめて高い」と祝福の意を表した。

　エバー（長栄）航空による宮崎県を結ぶ路線が開設されたことについて、蕭副総統は「非常に喜ばしいことである。このような直行便が双方の人々をさらに緊密にし、東国原知事の影響力を通じて日本や宮崎県の人々が台湾に対してさらに認識や交流を深めることを期待している」と述べた。

　蕭副総統は、「宮崎県のマンゴーと台湾のマンゴーはとてもよく似ているが、台湾のマンゴーは（宮崎県産ほど）そんなに高い値段で売れない。もっと高く売れるように、東国原知事のセールス力で台湾のマンゴーも宣伝してもらいたいと願っている」とユーモアを交えて話した。

　さらに、蕭副総統は「観光のほか、台日両国は文化、教育方面の交流においてももう一歩レベルアップできる。特に若者の学習交流を重視している。なぜなら若い人は比較的多面的な学習ができ、台日間の定期便の往来を利用して学生、青年交流の促進ができる。特に東国原知事のその若々しい魅力で、台日青年学生交流を推進することは、両国関係にとってプラスとなる」と期待を示した。

　東国原知事は「６月１日より、台北から宮崎へ定期便が開設されたことは、日台両国政府の長期にわたる努力の結果であり、宮崎県民の念願がかなった」として、宮崎県民を代表して感謝の意を述べた。東国原知事は、定期便の効果を最大限発揮するため、観光、相互訪問、経済、農産物交流等の強化を全力で取り組む意欲を示した。

【総統府　２００８年６月３日】　
写真提供：中央社