台湾企業が東京で開催した求人募集に、２００人以上が参加

　中華民国経済部（経済省）投資業務処の余吉政・副処長を団長とする、台湾国内の１０社の主要企業で組織された求人募集団（台湾経済部HiRecruit求人団）が来日し、６月４日に大阪で求人活動を行い、３００人近い求職者が訪れ、同６日、東京で行った求人活動では、２００人を超える人が集まった。

　東京でのこの人材募集活動は、経済部投資業務処、台北駐日経済文化代表処経済組（部）および中華民国対外経済貿易発展協会が共同で行ったもので、６日午後、有楽町の「東京国際フォーラム」で開催された「Dai job Go Global Career Fair」への参加という初めての方法でこの求人活動を行った。この日、台湾が設置した３つのブースには若い人を中心に、合計２００人を超える多くの人が求職に訪れた。

　同フェアではセミナーも開かれ、余・副処長も「キャリアを活かす絶好のステージ」と題し、求人についての説明を行った。余・副処長は「経済部は、２００３年より、このような求人活動をスタートさせており、すでに２，５３３名の人材招致に成功している。台湾が人材不足となっている産業は、半導体、通信・情報技術、デジタル関連、運輸、金属材料などである。出席者は積極的にこのチャンスをつかんでもらいたい」と呼びかけた。

　説明会では、ビデオを通して台湾の産業の発展および生活環境を紹介し、この説明会に参加した台湾からの企業の関係者が会社の発展状況を紹介した。

　経済部ではこのような求人募集団を組織し、企業の人材募集に協力する以外にも、海外の専門家と台湾企業との紹介を継続的に協力するために、２００３年に「全球人材官方入口網站（グローバルな人材募集　公式ホームページ」を設け、台湾企業と海外の人材のデータバンクを設立し、これまでにこのホームページに加入した企業会員数は８３４社に達し、人材の会員数は７，４４４人になり、約３万２，０００人の紹介に成功した。

《２００８年６月９日》