世界新興民主国家フォーラムが１月２５日に台北で開催

　第１回「世界新興民主国家フォーラム」が１月２５日に台北で開催される。同フォーラムは総統府、外交部、台湾民主基金会が共催するもので、昨年１月に陳水扁総統（台湾）、フローレス前大統領（エルサルバドル）、キム・ヨンサム（金泳三）元大統領（韓国）、デクラーク元大統領（南アフリカ）、ワレサ元大統領（ポーランド）、オチルバト元大統領（モンゴル）の６名の民主国家指導者が一堂に集まり開かれた提唱大会で「世界新興民主国家フォーラム設立宣言」が共同署名され、今回の同フォーラム開催が決まった。

　主催機関によると、今回同フォーラムに出席する元国家元首は、昨年の提唱大会に出席したフローレス前大統領、キム・ヨンサム元大統領、デクラーク元大統領、ワレサ元大統領のほか、さらに新しく３名が予定されている。しかし、中国からの妨害が予測されるため、名前は公表されていない。

　第１回「世界新興民主国家フォーラム」は１月２５日午前９時から台北君悦飯店（ハイヤットホテル）で開催され、来賓は「台湾民主化の歩み」を見学後、円卓会議で新興民主国家の憲政選択、政党政治、公民社会、正義への転換等の成果や挑戦をテーマに議論する。

　台湾民主基金会は、同フォーラムの目的について「新興民主国家の指導者の実体験から、新興民主国家への転換に成功した理由を探求し、転換時において直面した挑戦や、民主主義を強固に深化させた経験を共有し、まだ民主化していない国をいかに民主国家へ転換させるか考えるものである」としている。

《２００８年１月２１日》