立法院：立法院長・副院長に王金平氏、曽永権氏を選出

　立法委員（国会議員）数が１１３議席に半減後はじめての第７期立法院（国会）が２月１日に召集され、立法院長（国会議長）選出選挙が行われた。

　与党の民主進歩党（民進党）は蔡同栄議員を推薦し、国会最大党の中国国民党（国民党）は王金平議員（第６期立法院長）を推薦した。盧嘉辰議員（国民党）が欠席し、１１２人による投票が行われた結果、蔡同栄議員が２７票、王金平議員が８５票獲得し、過半数の５７票を超えた王金平議員が第７期立法院長に選出され、再任を果たした。

　続いて、副院長選挙が行われた結果、曽永権議員（国民党）が８４票を獲得、翁金珠議員（民進党）が２７票をそれぞれ獲得した。曽永権議員の得票が立法院の過半数（５７議席）を超えたため、曽永権議員が第７期立法院副院長に選出された。

　王金平議員および曽永権議員は同日午後、立法院長および副院長の就任の宣誓を行った。

　就任宣誓後の記者会見において、王金平・新立法院長は「いかなる選挙票も全国有権者の新しい国会に対する期待を代表しているのであり、今後必ず少数政党の意見を尊重し、多数決の原則によって民主政治を行い、公平に議事を執り、国民の福祉にかなう法案を推進し、国民の負託に応えたい」と意気込みを語った。

　また、王院長は「立法院は（台中）両岸事務対策作業部会があり、立法院長が召集人を務めることになっている。総統選挙後、もし新しい総統が必要とするなら、立法院も協力して両岸和解交流のために微力を尽くしたい」との考えを示した。

　第７期立法委員の政党別人数は、国民党８１人、民進党２７人、無党団結連盟３人、親民党１人、無所属１人である。

《２００８年２月４日》