２月２１日～３月２日「台湾ランタンフェスティバル」が開催

交通部観光局が主催する国際的な観光イベント「２００８台湾ランタンフェスティバル」は、元宵節（旧暦の最初の満月の日）の２月２１日夜、台南県の台南サイエンスパーク内にあるソーラシティで開幕される。この開幕に先立ち、前日の２０日夜、交通部の蔡堆・部長（交通相）および台南県の蘇煥智・県長（知事）両氏により、開幕式のリハーサルおよびメインランタンの試験点灯式が行われると共に、同フェスティバルの初めての花火が打ち上げられた。

この前夜祭で、蔡・交通部長は、「今回の同フェスティバルは、９２ヘクタールにもおよぶ会場面積があり、この広さはこれまでの１０倍近くあるほか、交通部は台鉄（在来線）の「南科臨時駅」を設置し、これにより列車に乗って直接会場まで来られ、さらには、過去最高規模のランタン展示エリアもあるといった、これまでの各記録を更新しており、国内の多くの人々が訪れて共に盛り上げる価値がある」とアピールした。

蔡・交通部長は「２００８、２００９年は交通部が取り決めた『旅行観光年』であり、『台湾ランタンフェスティバル』の先導の下、より多くの外国人観光客の招致を希望しており、交通部では今年訪台する外国人観光客を４００万人と予想し、今回の同フェスティバルだけでも１万人を招致できると見込んでいる」と語った。

２月２１日～３月２日の同フェスティバルの開催期間中、合計３３回の花火ショーが予定されている。毎晩７：０３、８：０３、９：０３には、メインランタンの回転展示と共に毎晩３回、５分間の花火ショーが行われる。また、このメインランタンは開催期間中、毎時００分と３０分に各３分間回転する。

３月２日の閉幕式では、花火ショーは８：０３、９：０３、１０：０３になる。台南県政府では、「今回の同フェスティバルの花火ショーは、打ち上げ回数を増やしたのみならず、ショーの内容も刷新されており、観客にいつまでも目の中に残るような印象を与えることになるだろう」と自信のほどを示した。

なお、同フェスティバルの開催期間中、在来線のほか、台湾高鉄（台湾新幹線）でも「台南帰仁駅」から会場までの無料シャトルバスを３０分毎に運行するサービスを行う。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《２００８年２月２１日》