日本の「旭日中綬章」を受勲した呉文達氏の祝賀会が都内で開催

日本の「旭日中綬章」を受勲した呉文達氏の祝賀会が都内で開催

　日本カヌー連盟、日本綱引連盟、日本バドミントン協会の３団体共催により、９月１１日、東京都内のホテルで、台湾のスポーツ界の重鎮である呉文達氏の受勲祝賀会が開催された。これは呉氏が今年の春の叙勲で日本政府から「旭日中綬章」を受勲したことを祝賀したもので、当日は日本のスポーツ界および政界を中心に約２５０人が駆けつけ、盛大な祝賀会となった。
　
　当日の祝賀会では主催者を代表し、日本バドミントン協会会長の綿貫民輔・前衆議院議長、日本綱引連盟会長の中曽根弘文・参議院議員、日本カヌー連盟の藤田二郎・会長代行があいさつを行った。このほか出席者の中には台北駐日経済文化代表処の羅坤燦・代表代理、福田達夫・内閣総理大臣秘書官、島尻安伊子・参議院議員、千保一夫・大田原市長などが来賓として出席した。

　同祝賀会において、成田昌憲・日本カヌー連盟専務理事から呉文達氏に同連盟からの記念メダルが贈られた。さらに、かつて日本カヌー連盟会長であった福田首相からも特別に祝辞が寄せられ、その中で呉氏の受勲に祝賀の意を示すと共に、呉氏が長年にわたり日本のスポーツ界と密接な交流を行ってきたことに賞賛の意を示し、「今後も引き続き日本、台湾およびアジア地域間のスポーツ交流を促進されるよう期待する」との内容を藤田・会長代行が代読した。
　
　台湾のスポーツ界において４０年あまりの間、黙々と貢献してきた呉氏は、今回、日本のスポーツ３団体が叙勲祝賀会を開催してくれたことに感謝の意を示すと共に、叙勲により今年五月に日本の天皇陛下に拝謁たまわった時のことを回想し、「すばらしい思い出だった。今後も引き続き社会に貢献していきたい」と語った。　

《２００８年９月２２日》