日本の国会議員による釣魚台周辺海域の視察に対し、外交部が遺憾の意を表明

　６月２９日の日本の報道によると、衆議院議員決算行政監視委員会の委員長である民主党の枝野幸男・衆議院議員および同委員会所属の議員数名は、同３０日、海上保安庁の飛行機による上空からの釣魚台（日本名：尖閣諸島）視察計画を立てた。

　これに対して外交部は、中華民国の台北駐日経済文化代表処が、メディアからのこの関連情報を受けた後、ただちに日本側と交渉し、政府の立場を伝達した。

　外交部が得た情報によると、この数名の日本の国会議員は、同３０日午後、飛行機に搭乗し、沖縄付近の海域ならびに離島を視察する計画を立てたものであり、外交部はこれに対して、「引き続き関連する進展状況を注視していく」と表明した。

　外交部はさらに、「中華民国政府は、釣魚台の領有権を有する立場を堅持することに変わりはなく、平和的、理性的な方法で、争議の解決を希望するものであり、日本側が、台日漁業権協議を通して、漁民の権利保障を優先するよう呼びかけるものである」との考えを示した。

　外交部は日本の国会議員が「聯合号」の接触、沈没事故が収束した時に、このような視察措置を行うことに対し、強い遺憾の意を示した。

《２００８年６月３０日》