11月観光統計:中国大陸からの旅行客が今年150万人を突破
交通部観光局が発表した統計によると、2010年11月に台湾を訪問した旅行客数は52万8,998人で、前年同月と比較して28.87%増加した。そのうち、「観光」目的の来台旅行客は32万3,792人で、前年同月比45.67%増加した。また、「ビジネス」目的の来台旅行客は8万5,053人で同7.10%増だった。
10年11月の出発地域別に見た旅行客の人数および前年同月比成長率は、中国大陸:16万5,065人(+45.04%)、日本:10万5,534人(+24.50%)、香港・マカオ:5万9,404人(+21.83%)、米国:3万2,311人(-2.15%)、マレーシア:3万4,434人(+53.05%)、シンガポール:2万9,961人(+24.03%)、韓国:1万9,532人(+54.81%)、ヨーロッパ:1万8,408人(+1.34%)オーストラリア・ニュージーランド:5,573人(+1.31%)だった。
10年11月の来台旅行客の目的別では、「観光」目的で最も成長率が高かったのが韓国(前年同月比144.95%増)で、「ビジネス」目的の成長率で最も高かったのも韓国(同5.18%増)だった。
10年1月~11月の来台旅行者数の累計は503万6,683人で、前年同期比で27.67%増加した。主な出発地別の旅行者数および前年同期比成長率は、中国大陸:150万8,817人(+71.49%)、日本:97万8,758人(+7.49%)、香港・マカオ:71万0,782人(+9.99%)、米国:36万0,355人(+8.87%)、マレーシア:24万5,090人(+78.66%)、シンガポール:19万9,489人(+25.16%)、韓国:19万8,536人(+31.04%)、ヨーロッパ:18万9,124人(+3.80%)、ニュージーランド・オーストラリア:6万2,324人(+10.61%)であった。
また、10年1月~11月の来台旅行者の目的別の累計では、「観光」目的は291万7,303人(同43.59%増)で、「ビジネス」目的は86万6,367人(同18.54%増)だった。
10年11月の日本からの来台旅行客数は、10万5,534人(前年同月比24.50%増)であり、そのうち「観光」目的が7万3,477人(同36.01%増)、「ビジネス」目的が2万2,596人(同3.63%増)だった。釣魚台(日本名:尖閣諸島)をめぐる事件および韓国延平(ヨンピョン)島への砲撃事件によって、日本と中国、韓国の関係が緊張したことから、多くの日本人旅行客が中韓方面への旅行をキャンセルし、行き先を台湾へと変更したほか、11月より台北松山と東京羽田を結ぶ新航路が開設されたことから、日本からより柔軟な台湾旅行が選択できるようになったことなどにより、11月の日本からの観光客は前年同月比で30%以上の成長となった。
10年11月の中国大陸からの来台旅行客数は、16万5,065人(前年同月比45.04%増)であり、そのうち「観光」目的が13万0,748人(同75.98%増)、「ビジネス」目的が、8,445人(同1.01%減)だった。
このほか、10年11月の台湾の国民出国者数は68万2,970人であり、前年同月比3.32%増だった。また、10年1月~11月の台湾の国民出国者数の累計は、873万7,842人で、昨年同期比16.86%増だった。
【交通部観光局 2010年12月20日】