馬英九総統がトランジットのため米国ニューヨークに到着

　８月１１日午後より南米およびカリブ海地域の友好国５カ国への公式訪問に出発した馬英九総統は、トランジットのため米国東部時間８月１１日午後５時（台北時間８月１２日午前５時）に米国ニューヨーク・ジョンＦケネディ国際空港に到着した。空港では金溥聡・駐米代表および「米国在台協会」（ＡＩＴ）のレイモンド・バッガード（Raymond F. Burghardt）理事長が馬総統を出迎え、馬総統は同日夜にニューヨークの華僑団体が主催する歓迎レセプションに出席した。

　このなかで馬総統は、ニューヨークが、修士学位を取得し、就職し、周美青夫人と結婚した思い出の地であることや、米国留学中に現地華僑の団体と緊密に連携し、ボストンで博士課程の在学中に中華民国と米国が断交した際には「ニューイングランド中華公所」のスポークスマンを務め、テレビでの弁論や大学での講演などの任務を担当したことなどを振り返った。

　そのうえで、馬総統は現在の台米関係について、今年３月に『台米貿易・投資枠組み協定』（ＴＩＦＡ）の協議を再開したほか、昨年１１月に米国が台湾にビザ免除措置を付与するなど、「わが国と米国の安全保障および経済等の分野の協力は１９７９年の断交時のレベルを上回っている」と強調した。

　また、馬総統は最近の台日関係にも言及し、「『台日投資協議』、『オープンスカイ協議』、『特許審査ハイウェイ覚書』などに調印したほか、今年双方は歴史に残る協力計画となる『台日漁業協議』に調印し、台湾漁民がいかなる干渉も受けずに台湾の面積の２倍の大きさに相当する釣魚台周辺水域での操業が可能となった」と述べ、「主権は譲歩せず、漁業権が大きく進展した」との認識を示した。

【総統府　２０１３年８月１３日】

馬英九総統がトランジットのため米国ニューヨークに到着

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