台湾のバイオエコノミー、２０２５年の生産額は１５兆円を予測

　馬英九総統は９月２４日、「２０１５台湾バイオ医薬・新農業産業優秀大賞」の授賞式に出席し、あいさつの中で、政府と民間企業の共同努力により、台湾のバイオ医薬産業の生産額はすでに２，８００億元（約１兆円）を超え、上場企業も急速に増加し９１社となり、民間投資も年々増加し、２０１４年には４５８億元（約１，７００億円）に達しており、これは台湾のバイオ産業が活力に満ち溢れていることを証明していると強調した。

　さらに、バイオエコノミーの付加価値効果先導の下、２０２０年にバイオエコノミーによる台湾の国民総生産額（ＧＤＰ）への貢献は１４％に達すると予測しており、バイオエコノミーの生産額全体では３兆元（約１１兆円）となり、２０２５年には４兆元（約１５兆円）に達すると見込んでおり、バイオ産業はきわめて将来性があると述べた。

　また、政府はバイオ産業の発展を積極的に推進してきており、具体的には２００９年より推進を始動した「６大新興産業」にバイオ産業を重点産業の１つとして盛り込み、その後、「台湾のバイオ技術の飛躍―ダイヤモンドアクションプラン」、「台湾のバイオ産業の飛躍―アクションプラン」を次々と推し進め、いずれも良好な成果を収めたと説明した。

【総統府　２０１５年９月２４日】