嘉義市と愛媛県がさらなる交流促進へ

　１０月２９日、嘉義市の涂醒哲・市長は愛媛県の神野一仁・経済労働部長ら一行の訪問を受け、あいさつの中で、愛媛県出身の近藤兵太郎監督の下、嘉義農林学校野球部が１９３１年に日本の甲子園大会に出場し、この実話を描いた映画『ＫＡＮＯ』が製作され、嘉義市と愛媛県の深い縁も結ばれたと述べた。さらに、「今後は台日双方、嘉義市と愛媛県は密接な交流を続け、観光、農漁水産分野で、さらに多くのビジネスチャンスを創出していきたい」と述べた。

　さらに、嘉義市は今年、「２０１５ＫＡＮＯシーズン観光フェスティバル」を開催し、国内各地から大勢の人が訪れたことを紹介し、来年は規模を拡大して開催するので、日本の多くの旅行客に来ていただき、嘉義の深い人情とこのイベントを大いに楽しんでほしいとアピールした。

　神野・経済労働部長も、『ＫＡＮＯ』の映画により嘉義市と愛媛県の心の繋がりが、より一層深くなったと述べ、愛媛県側も今後双方で観光、農漁水産品の交流を強化していきたいとの意向を示した。さらに、１２月に日本の高校野球チームが台湾を訪問し、交流する計画があり、この中には愛媛県の野球チームも１チーム参加することから、チャンスがあれば、嘉義の学校と交流したいと述べた。

【嘉義市政府　２０１５年１０月２９日】

写真提供：中央社
　　　　涂醒哲・嘉義市長（写真左）、神野一仁・愛媛県経済労働部長