中華民国（台湾）はＴＰＰ第２次拡大交渉参加への決意を再度表明

　「環太平洋パートナーシップ協定」（ＴＰＰ）草案が１１月５日に発表され、中華民国（台湾）は同草案の内容を積極的に精査すると共に、関連する準備作業を行っている。台湾はＴＰＰの第２次拡大交渉参加への強い意向を改めて表明するものであり、ＴＰＰ加盟国に対し、貿易と投資が共にプラスとなる考えに基づき、台湾の交渉参加を支持するよう呼びかけるものである。さらに、台湾は各国と二国間の経済・貿易連携協定への調印も同時に推進していく所存である。

　ＴＰＰの交渉参加国の首脳らは１１月１８日、「アジア太平洋経済協力」（ＡＰＥＣ）首脳会議の期間に合わせ開いた会合の中で、『ＴＰＰ首脳声明』を発表した。台湾はＴＰＰが今後、アジア太平洋地域の経済発展にもたらす影響を評価し重視している。

　台湾は２０１３年に「台湾・ニュージーランド経済連携協定」（ＡＮＺＴＥＣ）、「台湾・シンガポール経済パートナー協定」（ＡＳＴＥＰ）といったハイレベルの協定に調印した。これは台湾がＴＰＰに参加する能力があるという最も良い実例である。近年、台湾のＴＰＰ参加への意向に対し、米国、日本も正式に歓迎の意を表明している。

【外交部　２０１５年１１月１８日】