台湾の若者たちが「地域平和ボランティアチーム」で活発に活動

　馬英九総統は１２月６日、「２０１５年地域平和ボランティアチームおよび教育事業ボランティアサービス表彰式」に出席し、あいさつの中で「地域平和ボランティアチーム」が２００８年に設立され、この７年間に合計１４０万人以上もの若者がボランティア活動に参加し、これにより中華民国（台湾）は真心と思いやりに満ちた雰囲気の中で邁進していると述べた。

　今年１月から１１月までに合計２１万６，９６７人が「地域平和ボランティアチーム」に参加しており、このボランティアサービスの対象と方向性は多元的で、過疎地域の学童、一人親の児童、新住民（海外から移住してきた住民）などのほか、知的サービスの宣伝活動も行っている。また、今年はこれまでに合計１，７００名あまりの人が海外の辺境地域に赴き、五大陸２２カ国で、国際的および華僑学校のボランティアサービスに参加している。

　馬総統は台湾が国際社会において、「人道的援助の提供者」としての役割と関連する活動を担っていることにも言及し、２０１１年の東日本大震災では、台湾の人々は積極的に助け合いの精神を示したと具体例を挙げ、これも台湾が国際社会において、思いやりの輸入国から、思いやりの輸出国になったことを証明するものであると述べた。

【総統府　２０１５年１２月６日】

写真提供：中央社