東京で『台湾国際放送リスナーの集い』が盛大に開催

　台湾の中央放送局・台湾国際放送（Radio Taiwan International＝ＲＴＩ）の日本語放送リスナーの集いが７月１５日、東京都内の正則学園高等学校の講堂で開催された。この催しは、東京のＲＴＩリスナーズクラブである「玉山クラブ」が主催して開催されているもので、今回は台湾から中央放送局の張栄恭・董事長（会長）、黄佳山・節目部副理（番組部副部長）、王淑卿・ＲＴＩ日本語課課長、上野重樹・アナウンサーらが出席した。

　東京玉山クラブの鳥光勝昭会長は、鄭成功時代から続く日本と台湾の友好の歴史を語り、「東日本大震災で台湾の方々から多大な義援金を頂いたことは、台湾と日本の深い友情の証であり、感謝の気持ちでいっぱいです。よりよい放送を日本のリスナーの皆様にいつまでも届けてほしい」と挨拶した。

　中央放送局の張栄恭・董事長は、１９５０年の国慶節からスタートしたＲＴＩ日本語放送は６３年の歴史があり、運営する「中央広播電台」（中央放送局）は１９２８年に中国大陸で設立され、８５年の歴史があることを強調した。そのうえで、日本におけるリスナーズクラブはすでに３０年以上の歴史があり、「玉山クラブの支持は番組を作る原動力となっている」と述べた。また、短波放送をしっかり続けながら放送の多元化を進めていく考えを示した。

　黄佳山・副理は、「日本のリスナーの皆様の熱さをこの目で確かめることができた」と挨拶。王淑卿課長は、「日本語部門は少人数ではあるが、台湾の新しい情報を続けて発信してまいりたい」と語った。

　上野アナウンサーは、「台湾と日本の間で、少しでも日本の方に台湾のことを知ってもらい、台湾を好きになって、台湾をサポートしてもらいたいという気持ちで続けてきた」と述べ、２０２０年の東京オリンピック開催がもし決まれば、聖火リレーが台湾を通過できるよう盛り上げたいと提案した。

　続いて、リスナーとの意見交換が行われ、オンデマンド配信の充実や、ホームページのリニューアル、台湾の歴史、文化、言語、サブカルチャー情報の充実などの要望が寄せられた。この後に行われた抽選会では、台湾の紹興酒や、ＲＴＩオリジナルグッズなどが当選者に配られた。
《２０１３年７月１６日》

東京で『台湾国際放送リスナーの集い』が盛大に開催

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