「ツーリズムＥＸＰＯジャパン」で片倉佳史さんが澎湖諸島の魅力語る

写真右１：片倉佳史さん

　９月２５日～同２８日に東京ビックサイトで開催された国際旅行展「ツーリズムＥＸＰＯジャパン２０１４」では、大規模な台湾パビリオンが開設され、チャイナエアライン（中華航空）やエバー航空などの航空会社、台北市、基隆市、彰化県、澎湖県などの地方自治体、旅行社、ホテル業者、飲食業者などが出展し、台湾観光の魅力をＰＲした。

　この中のイベントとして、９月２７日午後には、台湾在住の作家、片倉佳史さんによる「台湾海峡に浮かぶ美しい島々澎湖の魅力、再発見！」と題するトークショーが開催された。

　澎湖県は台湾海峡に浮かぶ大小９０以上の群島（澎湖諸島）からなり、離島ならではの美しい自然風景や、独特の文化があり、世界で最も売れている旅行ガイドブック「ロンリープラネット」において２０１１年に「必ず行かなければいけない場所」として推薦されるなど、豊かな観光資源がある。

　片倉さんは、スライドを用いながら澎湖県の魅力を語り、七美の双心石滬、員貝嶼の玄武岩地形、陸繋砂州（トンボロ）の奇観、望安のアオウミガメ、馬公の歴史ある天后宮、砲台や陸軍営地などの遺跡、澎湖特産のスイカ「嘉寶瓜」、風茹草茶かき氷、サボテンアイス、新鮮な海鮮料理、澎湖花火大会など、澎湖ならではの自然や文化を紹介した。

　また、トークショーの後半には、旅行作家の阿多静香さん、澎湖と日本の交流事業を続ける宮下幸利さんも加わり、台湾本島とは一味違う魅力が詰まった澎湖への観光旅行を呼びかけた。その後、澎湖に関するクイズを出題し、正解者には澎湖島の宿泊券などのプレゼントが手渡された。

　「ツーリズムＥＸＰＯジャパン」では、澎湖諸島の紹介のほかにも、台湾観光イメージキャラクターの“喔熊（オーベア）”によるショー、鹿谷国音楽団による台湾伝統楽器の演奏などのイベント、烏龍茶や擂茶などの茶芸体験コーナー、「グルメ台湾」ブースなどを通じて、台湾の多彩な魅力をＰＲした。

《２０１４年９月２９日》