「ワールド・デザイン・キャピタル台北２０１６」のＰＲイベントが東京で開催

林慧芬・台北市文化局副局長（写真左２）、陳文龍・台湾デザインセンターＣＥＯ（左１）、
余吉政・駐日代表処副代表（右１）

余吉政・駐日代表処副代表

　１０月２７日夜、台北市政府の主催による「タイペイ・ナイト」(Taipei Night)が東京・青海で開催され、来日した台北市文化局の林慧芬・副局長、台湾デザインセンターの陳文龍ＣＥＯをはじめ、ＷＤＣチーム関係者らが来場客を迎えた。同夜の催しは、２０１６年に台北市で開催予定の「ワールド・デザイン・キャピタル台北２０１６」（WDC TAIPEI 2016）をＰＲすると共に、台日クリエイティブ産業界の交流促進を図るために開催された。

　台北市政府は１０月２５日～１１月３日の会期で、東京・明治神宮外苑において開催されている「東京デザイナーズウィーク２０１４」（TDW 2014）にもＰＲ活動の一環として出展しており、「タイペイ・ナイト」にも同展の関係者をはじめ、内外のメディア関係者らが多数出席し、台北駐日経済文化代表処（以下、駐日代表処）からは余吉政・副代表らが駆けつけた。

　林・副局長はあいさつの中で、台北市では「WDC TAIPEI 2016」の開催に向け、「デザインは人なり」の精神に基づき、２０１２年から一連の活動を始動し、すでにフォーラムを５７６回開催、国際展示会にも５回参加し、台北市の市民延べ約２７７万人がこの活動に参加してきたと紹介し、「我々はデザインの力を借りて、台北市をより一層住みやすい都市にしていきたい」とアピールした。

　来賓としてあいさつした余・駐日副代表は、「『WDC TAIPEI 2016』は、台湾の各種デザインを紹介する上で、大いにプラスとなり、このイベントを通して日本をはじめとする海外のデザイン業界の傾向なども知ることができる機会になるであろう。台湾は日本との文化交流をきわめて重視しており、日本とのデザイン交流活動を促進するために、駐日代表処も引き続き協力していきたい」と述べた。

　公益財団法人日本デザイン振興会の青木史郎・常務理事は、あいさつの中で、近年における台湾デザイン界の大きな発展について紹介すると共に、２０１６年の「WDC TAIPEI 2016」開催は、台湾が次のステップへと飛躍していく上で、大きくジャンプする時となり、新しいトビラを開く年になるであろうと期待の意を表した。

　ＷＤＣとは、デザインを通して都市の社会的、経済的、文化的発展を推進するもので、モデル都市を２年に１度、立候補都市の中から選出しており、台北市は世界で５番目の開催都市となる。

　「ワールド・デザイン・キャピタル台北２０１６」公式ウェブサイト
　　　http://taipeidesign.org.tw/en/　　　　　　　　　　

「タイペイ・ナイト」会場

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