大阪アジアン映画祭が開幕、台湾映画７作品が出品

　第１０回大阪アジアン映画祭が３月６日に開幕し、大阪市の道頓堀でオープニングセレモニーが開催された。

　オープニングセレモニーでは、台湾から魏徳聖（ウェイ・ダーション）さんと張孝全（ジョセフ・チャン）さんが登壇し、表彰された。

魏徳聖さんは、第７回で上映された『セデック・バレ』の監督および第９回で上映された『ＫＡＮＯ 1931海の向こうの甲子園』のプロデューサーを務め、両作品がいずれも観客賞を受賞したことから、同映画祭主催者より、台日間の観光および文化交流への多大な貢献があったとして、感謝状と記念シューズが贈られた。

　張孝全さんは、今回新設された「オーサカ Asia スター★アワード」に選ばれた。同賞は、日本を含むアジア映画界に多大な貢献をし、今後のさらなる活躍も期待されるスター性ある映画人を１名選出するもので、張孝全さんは、昨年末に日本で公開された『真夜中の５分前』（行定勲監督）に出演した。

　オープニングセレモニーで挨拶した松井一郎・大阪府知事は、台湾映画が台日間の友好交流の促進に深い役割を果たしていることに感謝の意を表した。

　今回、大阪アジアン映画祭では、特集企画《台湾：電影ルネッサンス2015》として、『軍中楽園』、『逆転勝ち』、『コードネームは孫中山』、『サシミ』、『光陰的故事』、『恐怖分子』、『光と陰の物語：台湾新電影』など台湾映画７作品が上映される。同映画祭の開催期間は３月１５日まで。

《２０１５年３月９日》
写真提供：中央社