「２０１５ Creative Taichung」が東京芝浦で開催中

写真：左４から右に朱文清・台北駐日経済文化代表処台湾文化センター長、王志誠・台中市政府文化局長、広瀬大祐・東京理科大学教授、染色家の陳景林氏

　台中市政府文化局が主催する「２０１５ Creative Taichung―日本東京国際交流エキジビション」が７月９日（木）～１３日（月）の５日間、東京・芝浦にあるコミュニティ・スペース「SIBAURA HOUSE」で開催されている。同展は、「東風（東洋の風韻）」と「西韻（西洋の風韻）」をテーマに、出展品を通して、ゆっくり生きるという台中のライフスタイルをプレゼンテーションしている。

　初日午後には開幕記者会見が開かれ、台中市政府文化局の王志誠・局長、台湾天染工坊芸術総監で染色家の陳景林氏、広瀬大祐・東京理科大学教授、朱文清・台北駐日経済文化代表処台湾文化センター長らが出席した。

　主催者を代表しあいさつした王局長は、「２１世紀は、世界的に文化と創意産業が結びついている」と述べ、今回の展示品については、以前より台中にあった伝統的なものに、文化と創意性を加えて製品化し、産業に結びつけた品々を揃えたと紹介した。

　同展開催に尽力した広瀬教授は、あいさつの中で「何度も台中を訪れており、その度に感じる心が洗われるような穏やかな、大らかな雰囲気がそのまま台中からやってきたようで、いずれの品々も台中の風土が感じられる。日本の色々な人たちにぜひ見てほしい」とアピールした。

　会場には、国立台湾工芸研究発展センター、葫蘆墩文化センター編物工芸館からの出展品をはじめ、染色品、陶磁器、木工芸品、ガラス製品、菓子木型、漆器などを制作する工房、企業や作家の各作品、さらには、台中名産の太陽餅、ヌガー（牛軋糖）、パイナップルケーキといった菓子類、茶葉など、台中のスタイリッシュな創意性と伝統性を組み合わせたデザイン性あふれる、様々な逸品が展示されている。

会場風景

«２０１５年７月１０日»