第14代総統・副総統就任祝賀レセプションが駐日代表処で盛大に開催
左より、枝野幸男・衆議院議員、岸信夫・衆議院議員、大橋光夫・交流協会会長、沈斯淳・駐日代表、林則媛・駐日代表夫人、富田茂之・衆議院議員、魚住裕一郎・参議院議員、黄宗敏・留日東京華僑総会名誉会長
台北駐日経済文化代表処(以下、駐日代表処)は5月20日夕、東京・白金台にある駐日代表公邸で、沈斯淳・代表主催の「中華民国第14代総統・副総統就任祝賀レセプション」を開催した。同レセプションには、「公益財団法人 交流協会」(以下、交流協会)の大橋光夫・会長、日華議員懇談会(以下、日華懇)副会長の山東昭子・参議院議員、自民党「日本・台湾 経済文化交流を促進する若手議員の会」会長の岸信夫・衆議院議員、魚住裕一郎・参議院議員、民進党幹事長の枝野幸男・衆議院議員「中華民国留日東京華僑総会」(以下、留日東京華僑総会)の黄宗敏・名誉会長ら日本各界から約150名が出席した。
沈・駐日代表はあいさつの中で、「台湾と日本は自由、民主主義、人権、法治といった普遍的価値観を共有しており、地理的に近く、生活・文化面もきわめて似ていることから、双方の交流が密接に行われている。とりわけ、人的往来が継続的に増加しており、さらには防災、環境保護、エネルギー、少子高齢化など各分野における共通の課題について交流を行っており、これらを通して双方の信頼および絆がより一層深まった」と述べた。
さらに、「蔡英文総統は台日関係を重視しており、双方が『自由貿易協定(FTA)』調印に向けた話し合いを早期に再開すると共に、青少年、観光、文化などの分野における交流拡大も期待している」と強調した。
また、今年5月6日に超党派の立法委員(国会議員)による「台日交流聯誼会」が発足したことにも言及し、「代表処はこれまでの良好な基礎を堅持し、引き続き各界関係者らと共に台日関係推進に努めていく」と述べ、交流協会および日華懇など関係者の長きにわたる支援に感謝の意を表した。
山東・日華懇副会長は、台日間の長い歴史の中には、言葉では言い表せないほどの緊密な関係があり、今後双方の国会議員の交流を強化したいとあいさつした。
交流協会の大橋会長は、蔡英文女史と陳建仁氏の総統・副総統就任に祝意を表した後、「これは民主政治が台湾に定着し、国際社会から高く評価されたことを示しており、台湾の新たな幕開けとなる。現在の台日関係および絆がより一層強固なものになると確信している」と述べた。
馬英九・前総統の任期中の8年間についても、台日関係がきわめて発展し、双方がオープンスカイ、投資協定、台日漁業協議、日本での国立故宮博物院展、宝塚の台湾公演など各分野で密接な交流があり、とりわけ、東日本大震災の際、台湾からの大きな支援を日本人は永遠に忘れることはないと強調した。今後双方間で意見の相違が発生した場合にも、胸襟を開き話し合い、問題を解決していきたいとの考えを示した。
大橋会長はさらに、立法院では「台日交流聯誼会」が設立され、日本各界でも高く評価されたと述べた。また、沈・駐日代表が任期中に、台日地方交流推進に努めたことに感謝の意を表した。
同レセプションでは、留日東京華僑総会の黄・名誉会長が乾杯の音頭をとった後、招待客らが次々と沈・駐日代表とあいさつを交わし、蔡英文総統・陳建仁副総統就任を祝い、友好の雰囲気も加わり、活気あふれる祝賀レセプションとなった。
沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表
大橋光夫・公益財団法人交流協会会長
山東昭子・日華議員懇談会副会長
黄宗敏・中華民国留日東京華僑総会名誉会長
«2016年5月20日»