台鉄「プユマ」号デザインの東武鉄道「りょうもう」号が出発

右１：下総功治・浅草駅長
右２：徐仁財・台鉄総工程司（チーフエンジニア）
右３：都筑豊・東武鉄道事業本部長
右４：江明清・台湾観光協会東京事務所長

　台湾鉄路管理局（台鉄）の特急「プユマ（普悠瑪）」号のデザインに塗装が変更された東武鉄道の特急「りょうもう」号の出発式が６月１７日、東武鉄道・浅草駅で行われた。

　台鉄と東武鉄道は２０１５年１２月１８日に友好鉄道協定を締結し、共通デザイン記念エンブレムの掲出や、相互乗車券交流サービスなどの交流を行っている。今回の「りょうもう」号塗装変更は交流事業第２弾として実施するもので、出発式では徐仁財・台鉄総工程司（チーフエンジニア）、江明清・台湾観光協会東京事務所長、東武鉄道の都筑豊・鉄道事業本部長、下総功治・浅草駅長らが出席し、テープカットを行った。

　徐・総工程司は、「今回の交流は、日本を訪れる台湾人旅行客に東武特急『りょうもう』号とその沿線への親しみをもってもらうと同時に、東武沿線の人々に台湾の鉄道の魅力を伝え、台湾を旅していただく相互交流の強化を目的としている」と述べ、台鉄特急「プユマ」号の日本における知名度がアップすることに期待を示した。

　「プユマ」号は台鉄の最新型特急電車で、台湾北部の台北から台湾東部の台東を最速３時間半で結んでいる。「プユマ」号デザインの「りょうもう」号は、６月１７日より東武スカイツリーライン・浅草駅～伊勢崎線・伊勢崎駅、桐生線・赤城駅、佐野線・葛生駅で運行される。

プユマ（普悠瑪）号のデザインに塗装された「りょうもう」号

《２０１６年６月１７日》