中華民国駐パラグアイ大使館新館のオープニングに蔡総統が出席

中華民国駐パラグアイ大使館新館のオープニングに出席した蔡英文総統（写真右３）

　蔡英文総統は現地時間６月２８日、中華民国（台湾）の友好国、パラグアイを初訪問し、我が国の駐パラグアイ大使館の新館オープニングに出席した。さらに、同国の首都であるアスンシオン市のマリオ・フェレイロ市長から「市の鍵」の贈呈を受け、両国の友好関係を示すものとなった。

　蔡総統は同オープニングのあいさつの中で、「パラグアイは台湾の最も重要な友好国の１つであり、来年、両国の外交関係は６０年になる」と述べ、この日の新館オープニングは、「二国間関係が新しい一里塚に入ったことを表すものである」と強調した。

　さらに、互恵互助は台湾の外交実務の重要な内容であり、今後、台湾は同国と各種交流を引き続き強化し、両国間の交流の成果がさらに実り多く、二国間関係もより一層堅固かつ密接になるようにしていくとの方針を示した。とりわけ、大使館の最も重要な任務の１つが、同国在住の台湾人へのサービスと保護であることから、蔡総統は、台湾の政府が同国在住の台湾人の後ろ盾となって、さらに良好な発展の機会を提供し、両国の友好関係がより一層深まるようにしていく考えであると語った。

アスンシオン市のマリオ・フェレイロ市長（写真右）から「市の鍵」の贈呈を受けた蔡英文総統

【総統府　２０１６年６月２９日】

写真提供：中央社