陳建仁副総統が森田健作・千葉県知事一行と会見

　陳建仁副総統は８月１０日、森田健作・千葉県知事訪問団一行と会見し、
このたび千葉県と台湾桃園市との友好協定が調印されたことに関して、「双方の関係が強化され、台日間の地方交流の最良の模範となると信じている」と歓迎した。

　陳副総統は、「近年の台日関係は経済、観光、文化といった各分野で交流が緊密であり、新政権は台日間の安定的かつ友好的な関係を維持するとともに、実質的な交流を強化するため、日本実務に精通している邱義仁・元国家安全会議秘書長を対日窓口機関である亜東関係協会の会長に、謝長廷・元行政院長を駐日代表（大使に相当）に任命した。これは我が国の対日関係重視の表れである」との認識を示した。

　さらに、今年７月に日本交流協会台北事務所が発表した世論調査結果によると、台湾人の最も好きな国、最も親しみを感じる国、最も旅行したい国がいずれも「日本」であったことに関して、陳副総統は、「台湾も風光明媚で観光資源が豊富である」として、より多くの千葉県民の台湾観光に歓迎の意を表した。また、今年桃園市で開催された台湾ランタンフェスティバルに千葉県から「成田祇園祭仲之町山車」が出展され、来場者の好評を博し、千葉県の知名度アップにつながったとして、引き続き台日文化交流を通して相互理解が深まることに期待を示した。

【総統府　２０１６年８月１０日】
写真提供：総統府