台湾の中央廣播電台、世界で最も人気の国際放送局に

　「国境なき短波クラブ（Club de Diexistas Sin Fronteras）」はこのほど「2016年世界で最も人気のある国際放送局」選出活動を実施、14カ国のリスナーによる投票を通じて、台湾の「中央廣播電台（Rdio Taiwan International＝中央放送局）、Rti」が日本のNHKや韓国のKBS、米国のVOAなど世界の大手放送局を相手に堂々1位に輝いた。

　「最も人気のあるスペイン語男女パーソナリティー」や「最も人気のある、リスナーからのお便りを紹介する番組」、「最も人気のある大衆番組」など各項目の評定で中央廣播電台はいずれもトップだった。

　中央廣播電台は13種類の言語で世界に放送、スペイン語放送は中南米とスペインに向けてすでに41年間放送を続けている。過去にはパラグアイの名サッカー選手、ゴールキーパーのホセ・ルイス・チラベルト選手や国際野球連盟（IBAF）のアントニオ・カストロ（Antonio Castro de Soto）副会長（現在は世界野球ソフトボール連盟・野球委員会の副会長＝キューバのカストロ前国家評議会議長の息子）、スペイン語国家メディア交流団などへの単独インタビューを成功させた。

　あるスペインの熱心なリスナーは、中央廣播電台のスペイン語のパーソナリティーに会うため、一家5人で台湾を訪問。末っ子の女の子はそれを機会に台湾が好きになり、昨年からは国立台湾師範大学（台湾北部・台北市）の中国語学科で学んでいるという

「国境なき短波クラブ」は昨年9月1日から12月15日まで、「世界で最も人気のある国際放送局及び番組投票活動」を実施、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、キューバ、チリ、デンマーク、米国、ホンジュラス、インド、イタリア、メキシコ、ペルー、ポーランド、ベネズエラの14カ国のリスナーが投票した。同団体はブラジルのリスナー、Antonio Avelinoさんが2013年3月に創設。四半期ごとに「世界短波期刊」を出版している他、2年に一度はリスナー大会を開催、さらに毎年「最も人気のある国際放送局及び番組投票活動」を行っている。

Taiwan Today：２０１７年２月１３日

写真提供：中央社
　「国境なき短波クラブ」の「世界で最も人気のある国際放送局」選出活動で、台湾の「中央廣播電台」が世界の大手放送局を相手に堂々1位に輝いた。写真は中央廣播電台の「抗日戦争勝利記念マイク」。

台湾の中央廣播電台、世界で最も人気の国際放送局に

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