国立故宮博物院の「国宝」アニメにヒップホップ、スタンプの人気キャラも出演

国立故宮博物院の「国宝」アニメにヒップホップ、スタンプの人気キャラも出演

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 国立故宮博物院は2007年から、国宝などの収蔵品を題材にした複数のアニメ作品を発表している。今年は3Dアニメの『国宝星遊記(Galaxy Adventure of the NPM Guardians)』で若年層との距離を近づけようとしており、スタンプ(コミュニケーションアプリのLINEで使用するイラスト)の人気キャラクターと提携。また、主題歌は初めてヒップホップのラップ調のものを採用、同博物院のアニメに新風を吹き込んだ。

 国立故宮博物院は13日、『国宝星遊記』のプレミア上映会を開催、アニメ制作チームの劉育樹監督、黄中軍総監督の他、スタンプの人気キャラクターである「米粒大叔」、「Lu’s」、「熊秋葵」の生みの親であるイラストレーターらが出席した。

 『国宝星遊記』は「西遊記」の主人公を模した設定で、国立故宮博物院の収蔵品である「西漢彩絵陶猪」、「唐三彩馬球仕女俑」、「十五世紀越南青花加彩猴王」、「清代珊瑚魁星点斗盆景」が3Dアニメによって生き生きとして活発な「俳優」に変身。これら4人のキャラクターは、遊びに夢中になって姿をくらました仲間を連れ戻すため、チームを組んで宇宙を冒険し、見事5つの星を結び付ける任務を果たす。

 国立故宮博物院の黄永泰副院長は13日、これまでに同博物院が制作したアニメ作品に比べて、今回は初めてヒップホップ要素との融合を試みたと説明した。

 『国宝星遊記』は国立故宮博物院が制作した動画、「古画動漫:清 徐揚 日月合璧五星聯珠図」をプロローグに、太陽と月、金星、木星、水星、火星、土星が一直線に並ぶという「惑星直列」の奇観を物語の背景としている。『国宝星遊記』では任務を授かった主人公の「魁星」がチームを率いて果てしない宇宙に出発、遊びに夢中になっている仲間を探し出すと共に、「惑星直列」のミッションを果たす物語が描かれる。

 「古画動漫:清 徐揚 日月合璧五星聯珠図」は、国立故宮博物院の収蔵品で長さ13mあまりの絵画、「清 徐揚 日月合璧五星聯珠図」に描かれた人々がデジタル技術で動くようにしたもの。

Taiwan Today:2018年2月14日

写真提供:国立故宮博物院サイトより
 国立故宮博物院が新作の3Dアニメ、『国宝星遊記(Galaxy Adventure of the NPM Guardians)』を発表。スタンプのキャラクターが出演する他、音楽にはヒップホップも取り入れた。右は同博物院の収蔵品から生まれた主人公たち。左はスタンプのキャラクターで、左から「米粒大叔」、「毛毛蟲」、「熊秋葵」、「Lu's」の順で並んでいる。