郭仲煕・駐日副代表が台日近代彫塑展開幕式に出席

郭仲煕・駐日副代表が台日近代彫塑展開幕式に出席


郭仲煕・駐日副代表(右)、彫塑家の蒲浩明氏(左)

 台北駐日経済文化代表処(以下、駐日代表処)の郭仲煕・副代表は5月12日、東京・虎ノ門の駐日代表処台湾文化センターで開幕した台日近代彫塑展『朝倉文夫×蒲添生 海を越えた絆~一世紀に渡る家族の対話~』のオープニングレセプションに出席した。このなかで郭副代表は、「彫刻を通した朝倉家と蒲家の交流は、台日芸術交流の深い絆を表している」と挨拶した。

 蒲添生氏は、日本の著名な彫塑家である朝倉文夫氏に師事し、台湾における西洋古典彫刻の先駆者となった。同展は、両氏の作品およびその後を継いだ朝倉文夫の次女・朝倉響子氏、蒲添生の長男・蒲浩明氏、孫娘・蒲宜君氏の5人の彫塑作品を計29件展示している。オープニングレセプションでは、国立台湾師範大学美術系の白適銘教授と東京大学大学院総合文化研究科の鈴木恵可研究員が、同展の作品および台日の近代彫刻について解説した。

 朝倉文夫氏は、1931年に台湾・嘉義農林学校(嘉農)が甲子園野球大会で準優勝した際に準優勝盾を制作した。一方、蒲添生氏は1934年から10年近く、朝倉氏の下で彫塑を学び、その後台湾で数々の彫塑作品を手がけ、選手時代の王貞治氏のレリーフなども制作した。また、蒲浩明氏も王貞治氏の一本足打法の銅像や監督時代のレリーフ、嘉義市噴水広場の呉明捷投手(嘉農のエース)の彫像などを手がけた。

 このような縁から、王貞治氏も同展を参観に訪れ、「どの作品も、それぞれの方の個性が出ている。一本足打法はひと目見てわかりやすく、私を題材に作ってくれたこともよかった。一人でも多く日本の方に見てもらいたい」と感想を述べた。同展は6月12日まで開催される。


開幕前に展覧会場を訪れた王貞治氏(右2)


作品を解説する蒲添生雕塑記念館の蒲浩志館長

《2018年5月14日》