台湾大学病院雲林分院がインドネシアの大学と医学交流の覚書

台湾大学病院雲林分院がインドネシアの大学と医学交流の覚書

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 衛生福利部(日本の厚労省に類似)は「新南向政策」を進める上で、「一国一中心」(1つの国に1つの医療センター)の実現に取り組んでいる。「新南向政策」は政府が東南アジア、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドとの幅広い関係強化を目指す政策。また、「一国一中心」とは、台湾の6つの大型病院がチームを組み、インドネシア、インド、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアの6カ国に台湾の特色を持つ医療センターを設けていく計画。

 こうした政策を受けて、国立台湾大学医学部附属病院が台湾中部の雲林県に設ける雲林分院は9日、インドネシア・マランにあるブラウィジャヤ大学医学部の関係者を招き、救命救急、呼吸器、看護、集中治療、放射線、神経、映像などの各医学分野で交流を行った。雲林分院の黄瑞仁院長は同病院スタッフと共にブラウィジャヤ大学医学部のYuyun Yueniwati副学部長ら一行を歓迎し、インドネシア側と協力了解覚書(MOU)を締結。さらに10日と11日には分院内で交流を深めた。

 国立台湾大学附属病院雲林分院で国際医療センター主任も兼務する馬恵明副院長は、マランの人口は約80万人ながら学問の気風が盛んで、大学や専科学校は数十校に達すると指摘、中でもブラウィジャヤ大学は学生数が3万人を超えるなど見事な実績だと称えた。

 雲林分院は院内に国際医療センターを設立した昨年4月以降、国際的な支援活動、医療交流、海外の患者治療の三大業務を推進するため、インドネシアのジャカルタと東ジャワ州を訪れて講義やセミナーを開いている。また、今年8月には雲林分院の救命救急と看護チームのスタッフ十数名がブラウィジャヤ大学を訪問し、それからブラウィジャヤ大学からも救命救急、呼吸器、集中治療の医療スタッフが雲林分院を訪れて交流することになっているという。

Taiwan Today:2018年7月11日

写真提供:中央社
 国立台湾大学医学部附属病院雲林分院が、インドネシアのブラウィジャヤ大学医学部の関係者を招き、救命救急、呼吸器、看護、集中治療、放射線、神経、映像などの各医学分野で交流を行った。写真は正式な協力了解覚書を交わした時の様子。