駐日代表処主催の中華民国107年双十国慶祝賀レセプションが盛大に開催

駐日代表処主催の中華民国107年双十国慶祝賀レセプションが盛大に開催


挨拶する謝長廷・駐日代表


大橋光夫・「日本台湾交流協会」会長(前列左1)、「日華議員懇談会」会長の古屋圭司・衆議院議員(同2)、趙中正・「全日本台湾連合会」会長(同3)、新垣旬子・「日本中華聯合総会」会長(同4)、安倍洋子女史(同5)、谷崎泰明・「日本台湾交流協会」理事長(後列左1)

花蓮地震の際に安倍首相から贈られた「台湾加油」(台湾がんばれ)の色紙

謝長廷・駐日代表が双十国慶祝賀レセプションを開催、要人が多数出席
 台北駐日経済文化代表処の謝長廷・代表は10月4日夜、「中華民国107年双十国慶祝賀レセプション」を東京都内のホテルで開催した。同夜は「日本台湾交流協会」の大橋光夫会長、「日華議員懇談会」(以下、日華懇)会長の古屋圭司・衆議院議員および衆参両院の各議員100名以上らが出席した。安倍首相のご母堂、安倍洋子女史も2年連続で出席し、謝・駐日代表に祝意を表した。さらに、ホンジュラス、グアテマラ、マーシャル諸島、ニカラグア、パラオなど友好国の駐日大使、日本の主要メディアおよび日本各界の要人、日本在住の僑胞ら約1,800名が出席した。

謝・駐日代表が台風と地震被災地の早期復興を祈念、台日間には災害発生時に相互支援する「善の循環」が形成
 謝・駐日代表はあいさつの冒頭で、先月発生した関西地域での台風災害、北海道での地震災害に慰問の意を表すと共に、被災地の早期復興を祈念した。さらに、「台湾と日本は地震や台風などの自然災害に遭うことがよくあるが、台日間には災害が発生した際に相互に支援し合う『善の循環』が形成されている」と述べた。今年、花蓮で地震が発生した際には、日本の安倍首相が「台湾加油」(台湾がんばれ)と色紙に揮毫し、台湾を励ましてくれたことに感謝の意を表した。今年のレセプション会場には、安倍首相から贈られたこの色紙が台日友好の象徴として特別展示された。

台日地方間の友好交流はきわめて密接、台湾は日本主導のCPTPPへ参加希望、引き続き日本と経済連携を強化
 謝・駐日代表は一昨年6月に着任してからこの2年間で、日本の47都道府県すべてを訪問し、日本各地と台湾は観光、経済、文化、教育、スポーツなどの交流がきわめて密接であると実感したことについて触れた。とりわけ、今年
7月に台湾の高雄市で「台日交流サミット」が開催され、日本からは300名以上もの地方議員が参加し、同サミットにおいて、「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定」(CPTPP)への台湾の参加支持が決議されたと紹介した。さらに、台湾は日本と経済・貿易連携の強化を推進していくと同時に、日本が主導するCPTPPへの参加も希望していると表明した。

台湾の民主化が推進、107年前の中華民国建国の理想が実現
 台湾の民主化については、「台湾の人々の奮闘により民主化が実現し、107年前の中華民国建国の理想を実現することができた」と強調した。「国境なき記者団」が発表した「2018年度報道の自由度ランキング」でも、台湾はアジアでトップであり、「これは台湾の誇りだ。台湾が開かれた民主社会であることは、経済、文化、観光などの交流発展の源であると共に、日本との友好関係の基礎にもなっている」と述べた。

台湾の自由と民主主義が脅威を受けているが台湾の人々は圧力に屈しない。横暴な行為は台湾の人々の反感を招き、国際社会の警戒を引き起こし、長くは続かないであろう
 謝・駐日代表はあいさつの最後に、台湾の自由と民主主義が脅威を受けていることについて言及した。それは中国による台湾の国際機関参加への妨害や外国の航空会社に対する「台湾」表記の変更圧力、最近ではフェイクニュースによる台湾社会の分断化などであり、このような中国からの圧力は台湾にとり脅威であるのみならず、世界の民主主義にとっても危機であるとの認識を示した。さらに、蔡英文総統が明言した「脅かされて自由と民主主義を放棄することはなく、圧力には決して屈しない」という政府の姿勢も強調し、「中国が横暴なやり方で台湾の人々を屈服させようとしても、台湾の民主主義と自由は覇権主義によって無くなることはない。中国のやり方は台湾の人々の反感を招くのみならず、世界各国からも警戒され、このようなやり方は決して長く続くことはないであろう」との見方を示した。また一方で、「日華議員懇談会」をはじめ日本各界が台湾のWHOなど国際機関への参加支持を表明したことに感謝の意を表した。

来賓あいさつ
 安倍洋子女史はあいさつの中で、謝・駐日代表夫妻とは日ごろより交流があることを紹介し、「台日間はお互いに心が通じ合い、災害発生時には相互に助け合う関係だ。台日関係のさらなる発展を祈念する」と述べた。「日本交流協会」の大橋・会長は、「台日友好関係は世界の模範である」との見方を示し、今後は台日間の青少年交流に尽力していくと共に、双方で環境保護、エネルギー、少子高齢化、若手研究者による共同研究、高齢者の長期介護などを協力して推進していくことを説明した。「日華懇」の古屋・会長は、台日関係はきわめて盤石であり、日華懇は台湾のWHO など国際機関への参加を全力で支持していくと強調した。また、今年の双十国慶節祝賀式典出席のため台湾を訪問した際、蔡総統の母校である「中山女子高級中学(高校)」も訪れる予定であることも紹介した。「全日本台湾連合会」の趙中正・会長は、「台湾が直面している対外情勢は、より一層厳しくなっている。台湾はさらに団結し、フェイクニュースに惑わされてはならない」と呼びかけた。

駐日代表処が花蓮地震への義援金寄贈者を今年のレセプションに招待、謝・駐日代表が日本の大学生、椿原世梨奈さんに記念品贈呈
 今年、花蓮地震の発生後、日本の多くの方々および団体より慰問のメッセージならびに義援金が寄せられた。同震災への義援金を贈呈された方々および団体の代表も今年の同レセプションに招かれ出席した。また、今年3月、台湾・宜蘭の小学生が海岸清掃をしていた際に発見した水中カメラの持ち主、椿原世梨奈さんも出席した。台湾と日本の海を越えたこの不思議な巡り合わせを記念し、謝・駐日代表からは自身の揮毫による色紙が椿原さんに贈られた。

会場には安倍首相揮毫の色紙「台湾加油」、キルト作品の蔡総統肖像、台湾の名画を展示、招待客に台東名産の釈迦頭を贈呈
今年の会場には、安倍首相が揮毫し贈られた「台湾加油」の色紙のほか、台湾のキルト作家、劉棟氏が制作した蔡総統の肖像『私たちの総統』と『雨夜(雨の夜)』の2作品、台湾の近代画壇で活躍した李梅樹氏の代表作の1つで台湾三峡の川辺にて洗濯する風景を描いた油絵『清渓浣衣』が展示された。同レセプション終了の際には、前々日に駐日代表処において販売促進の記者会見も行われた台東特産の果物で冷凍の「釈迦頭」が出席者らに手土産として配られた。

 同レセプションでは、「日本中華聯合総会」の新垣旬子・会長が乾杯の音頭をとった。会場では招待客から謝・駐日代表に次々と祝意が述べられ、会場は祝賀の熱気に溢れるレセプションとなった。


謝・駐日代表(右)から椿原世梨奈さん(左)に記念品贈呈


会場風景

【台北駐日経済文化代表処 2018年10月4日】