台湾文化センターで書道家・張炳煌氏が講演、「e筆」と揮毫を実演

台湾文化センターで書道家・張炳煌氏が講演、「e筆」と揮毫を実演


張炳煌氏による揮毫の実演

 台湾出身の書道家、中華民国書学会会長、淡江大学中国文学科教授である張炳煌氏が10月19日、東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで「台湾書道の発展と日本の交流」をテーマに講演した。会場には小宮山泰子・衆議院議員、日本文化庁の関係者らも出席した。

 張氏は、台湾の書道は、中国伝統の書道、日本統治時代の日本書道、台湾民主化などの影響を大きく受けていると解説し、そのなかでもとりわけ特徴的なのが、台湾の書道は漢字を簡略化することなく正体漢字(繁体字)を堅持していることでり、漢字本来の美しさや伝統との結びつきが保たれていると強調した。

 また、張氏はパソコンの普及で字を「書く」人が減るなかで、書道の毛筆をパソコン上で再現できるよう開発した「e筆」を紹介し、デジタル化により筆跡の再現機能を用いた効果的な書道学習ができるなど、書道の新たな可能性の広がりを期待した。最後に張氏は揮毫を実演し、会場は大きな拍手に包まれた。


毛筆と「e筆」の作品を解説する張炳煌氏
両端が毛筆、中間3作が「e筆」で書いた作品


「e筆」の実演

《2018年10月23日》