謝長廷・駐日代表が「2019日台観光サミットin富山」に出席
「2019日台観光サミットin富山」、台日の関係者約200名が出席
富山駅での「富山―台北便PRラッピング電車出発式」
写真右より葉菊蘭・台湾観光協会会長、謝長廷・駐日代表、周永暉・交通部観光局長、石井隆一・富山県知事、田川博己・日本旅行業協会会長、山西健一郎・日本観光振興協会会長
23日 富山県主催の歓迎晩餐会
中央のグループ
写真左から田川博己・日本旅行業協会会長、謝長廷・駐日代表、葉菊蘭・台湾観光協会会長、石井隆一・富山県知事、周永暉・交通部観光局長、山西健一郎・日本観光振興協会会長
右のグループ
柯文哲・台北市長(写真右4)
台湾と日本の旅行面における今後の相互交流の促進を話し合う「2019日台観光サミットin富山」が富山市内のホテルで5月24日開催され、台日の関係者約200名が出席した。第12回となる同サミットに、台湾側からは謝長廷・駐日代表、葉菊蘭・台湾観光協会会長、周永暉・交通部観光局長、李世丙・駐大阪弁事処処長、李憲明・桃園市副市長、呉朝彦・台湾観光協会秘書長らが出席した。同サミットの最後に「富山宣言」が決議され、2020年までに相互交流人口800万人の実現を目指し、より一層努力と連携を図ることで一致した。
謝・駐日代表はあいさつの中で、さらに多くの日本人観光客が台湾を訪れ、双方の観光交流がより一層進展し、台日の関係もさらに深まるよう期待した。周・観光局長は、台湾の大型イベントのプロモーション推進、日本の企業や高校生による台湾旅行への誘致など台湾の取り組みに対する日本側の協力を要請した。同サミットで台湾側議長を務めた葉・台湾観光協会会長は、台日双方の旅行客の新しいニーズに対応する戦略を出し合い、それにより旅行客の好みを把握し、双方が海外からの旅行客に最も人気のある旅行先となるようにしたいとの考えを示した。
同サミット開催前日に富山県に到着した謝長廷・代表は、台湾側代表の周・観光局長、葉・台湾観光協会会長らと共に、富山を代表する観光地の1つである射水市の海王丸パークで石井知事らの出迎えを受けた。続いて一行は、富山駅で行われた「富山―台北便PRラッピング電車出発式」に出席した。出発式の中で石井知事は「3両編成のこの車両で、台湾の魅力を知らせたい」と述べた。その上で、台湾と富山県は観光のみならず、医薬、デザインなどビジネス面でも連携関係のさらなる強化に努めていきたいと期待の意を示した。同夜は富山県主催の歓迎晩餐会が開催され、台湾側からは謝・駐日代表、周・観光局長、葉・台湾観光協会会長、柯文哲・台北市長をはじめ、観光業界のトップ級が出席した。
24日午後には、別会場で「富山マラソン・菊島澎湖跨海マラソン友好提携協定締結式」が開かれ、周・観光局長が立会いの下、澎湖県探索未来発展協会の張弘光・理事長と富山マラソン実行委員会会長も務める石井隆一・富山県知事との間で調印が行われた。
同日、「射水市と台北市士林区との友好協定に関する覚書仮締結式」が高岡市内のホテルで開催され、蔡明耀・駐日副代表と石井知事が立会人となり江慶輝・台北市士林区区長と夏野元志・射水市長との間で調印が行われた。射水市が海外と友好協定を結ぶのはこれが初めてであり、今年7月台北市で正式に締結式が行われる。同夜は富山県および県西部6市(高岡市、射水市、氷見市、砺波市、小矢部市、南砺市)主催による夕食交流会が高岡市内のホテルで開催され、台日の関係者約240名が出席した。
「富山マラソン・菊島澎湖跨海マラソン友好提携協定締結式」
写真左から周永暉・観光局長、石井隆一・富山県知事、張弘光・澎湖県探索未来発展協会理事長
「射水市と台北市士林区との友好協定に関する覚書仮締結式」
写真前列右3から左に、李世丙・駐大阪弁事処処長、蔡明耀・駐日代表処副代表、江慶輝・台北市士林区区長、夏野元志・射水市長、石井隆一・富山県知事
24日、富山県および県西部6市(高岡市、射水市、氷見市、砺波市、小矢部市、南砺市)主催による夕食交流会
«2019年5月27日»