2019 APEC IncluNext Week、6/24-6/27に台北で

　経済部（日本の経済産業省に相当）は6月24日から27日までの4日間、台湾北部・台北市信義区でAPEC（アジア太平洋経済協力）の関連イベントである「2019 APEC IncluNext Week」を開催する。

　このイベントは、「APEC Local Innovation Ecosystem Forum（=地方創生のエコシステムに関するフォーラム）」と「APEC中小企業O2Oサミット」の2項目から構成されるもの。そのうち「APEC Local Innovation Ecosystem Forum」は今年度、台湾がAPECに提案して採択された「APEC Local Innovation Ecosystem Initiative」の関連イベントで、アジア太平洋地域の「地域活性化」と「産業クラスターの連結と発展」に焦点を当て、地域創生のモデルと知識を共有し、ネットワークを確立し、クラスターのバリューチェーンを結びつけ、APECエコノミーの地方創生のエネルギーを集結して地方経済発展の手がかりを模索する。

　「APEC中小企業O2Oサミット」は台湾が主体となって提案し、APECに採択された「第4段階APEC O2Oイニシアチブ」の関連イベント。「モバイルコマース（M-commerce）」、「シェアリングエコノミー（Sharing Economy）」、「モノのインターネット（IoT）」、「次世代イノベーション（Next Generation Innovation）」をテーマに、APECエコノミーの政府関係者、専門家、スタートアップ、中小企業を集め、デジタルトランスフォーメーションを実現するに当たり、どのようにして人材、法規制、マーケット、資金の問題を克服したか、その経験を情報共有する。台湾と一緒にイニシアチブを提案した他のエコノミーの代表も招き、「第4段階APEC O2Oイニシアチブ」が過去4年間にAPECに対して行った貢献や成果を振り返る。

　台湾は長年にわたりAPECの活動に積極的に参加し、特に中小企業の分野で深く関わってきた。2003年から現在に至るまで、16年連続で中小企業関連のイニシアチブを提案し、APECに採択されてきた。台湾の貢献は毎年のようにAPECの閣僚会議などで高く評価されている。近年は世界規模のデジタル経済発展のすう勢に合わせ、4カ年計画の「APEC O2Oイニシアチブ」を提案。デジタル競争力、デジタルレジリエンス、デジタルトランスフォーメーションなど、デジタルリテラシーを構築するための議題について話し合い、アジア太平洋地域の中小企業がこの方面の能力を構築し、デジタル商機を獲得できるよう協力している。

Taiwan Today：２０１９年５月３０日

写真提供：経済部
　経済部（日本の経済産業省に相当）は6月24日から27日までの4日間、台湾北部・台北市信義区でAPEC（アジア太平洋経済協力）の関連イベントである「2019 APEC IncluNext Week」を開催する。写真は特設サイトのバナー。

2019 APEC IncluNext Week、6/24-6/27に台北で

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