外交部、ラテンアメリカ17か国の国会議員791人による台湾WHO参加支持に感謝
第73回世界保健機関(WHO)総会(WHA73)がきょう(9日)から再招集される。これを前に、ラテンアメリカ17か国及び中央アメリカ議会の親台湾派国会議員144人が6日、台湾に友好的な議員の交流プラットフォームであるラテンアメリカ版「フォルモサクラブ」の会員大会をリモート開催し、WHO総会を含むWHO関連活動に台湾が参加することの重要性と必要性を訴える共同声明を採択した。会員大会では呉釗燮外交部長(外務大臣)があらかじめ録画したビデオメッセージで開会の挨拶を行ったほか、曹立傑常務次長(=事務次官)が進行役として全行程に参加した。
ラテンアメリカ版「フォルモサクラブ」の会員は、ニカラグアのグスタボ・ポラス・コルテス国会議長、ペルーのルイス・ガラレタ元国会議長、パラグアイのDel Pilar Medina下院議員、中央アメリカ議会のFanny Salinas Fernández議長など。ラテンアメリカの国や地域組織の代表として、新型コロナウイルスを封じ込めた「台湾モデル」を一致して評価し、台湾はWHO総会やWHO関連のテクニカル会議、メカニズム、活動などに参加する権利があると訴えた。
このほか、グアテマラの国会議員160人、ホンジュラスの国会議員128人、ニカラグアの国会議員90人、中央アメリカ議会の議員123人、パラグアイのOscar Salomón上院議長、メキシコのDolores Padierna下院副議長、それに理念を同じくする南米の議員146人がそれぞれ国会決議やWHO宛ての連名書簡、ソーシャルメディアへの投稿(文章、動画含む)などを通して、台湾のWHO等の国際組織参加を支持する立場を表明した。
中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は6日にニュースリリースを発表し、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ドミニカ共和国、ウルグアイ、ベネズエラ、中央アメリカ議会などの総勢791人の議員が、国籍や党派を超えて台湾の国際組織参加を支持してくれたことに謝意を表した。外交部はまた、「これらの議員は、感染症対策におけるグローバル協力、民主主義や人権の保護といった共通の理念から台湾のために立ち上がった。外交部はこれに感謝するとともに、台湾に友好的な民主主義の力は今後も増大になると見ている。台湾は国際社会の責任ある一員として、これからも『Taiwan Can Help』の精神を発揮し、国際社会と積極的に手を取り合って協力し、世界の公衆衛生問題や新型コロナウイルス感染症のまん延という厳しい課題を克服していきたい」と述べている。
Taiwan Today:2020年11月9日
写真提供:外交部ツイッターより
ラテンアメリカ17か国及び中央アメリカ議会の親台湾派国会議員144人が6日、台湾に友好的な議員の交流プラットフォーム「フォルモサクラブ」の会員大会をリモート開催し、WHO総会を含むWHO関連活動に台湾が参加することに重要性と必要性を訴える共同声明を採択した。ラテンアメリカではこれらを含む総勢791人の議員が、国籍や党派を超えて台湾の国際組織参加を支持している。
