外交部、ラテンアメリカ・カリブ海地域21か国、700名の国会議員による台湾支持に感謝

　第74回WHO（世界保健機関）年次総会（WHA74）が24日から始まった。今年も台湾のオブザーバー参加は見送られたものの、ラテンアメリカ及びカリブ海地域の「フォルモサクラブ」に参加する21か国、それに中央アメリカ議会（Parlacen）の親台湾派国会議員700名が、今年のWHO年次総会やWHO関連の会議、メカニズム、活動に中華民国（台湾）を参加させるよう訴えた。「フォルモサクラブ」とは親台湾派議員たちによる国際的な交流プラットフォームのこと。

　台湾のために声を上げた700名の中には、国会議員の身分を兼ねるセントクリストファー・ネイビス連邦のティモシー・ハリス首相、セントルシアのアレン・シャスネ首相、セントビンセント及びグレナディーン諸島のラルフ・ゴンザルベス首相も含まれる。いずれもさまざまな方法で、台湾がWHOに正式に加入することを支持すると共に、グローバルな感染症対策に対する台湾の貢献を高く評価している。同時に、台湾の住民の健康権が保障されるべきで、台湾が完全な形でWHOに加入することによってのみ、グローバルでシームレスな感染症対策という目標を達成することができると強調している。このほか、ホンジュラス国会と中央アメリカ議会もそれぞれ、台湾をWHO総会に招請することを支持するという内容の決議案を可決している。

　中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）は24日のニュースリリースで、ベリーズ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ニカラグア、パラグアイ、セントクリストファー・ネイビス連邦、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島など国交樹立国の国会議員が台湾のために声を上げてくれたことに感謝した。また、ラテンアメリカ及びカリブ海地域における台湾支持の声量が年々大きくなっていることを歓迎した。

　ニュースリリースでは続けて、「台湾は国際社会の責任ある一員として、そして世界における善良なパワーとして、これからも苦難を共にするという人道精神を持ちながら、国際社会と積極的に手を取り合って協力し、世界が直面している公衆衛生の危機と感染症のまん延という厳しい課題を克服していきたい」と述べている。

Taiwan Today：２０２１年５月２５日

写真提供：外交部
　外交部は24日、ラテンアメリカ及びカリブ海地域の「フォルモサクラブ」に参加する21か国、それに中央アメリカ議会（Parlacen）の親台湾派国会議員700名が、今年のWHO年次総会やWHO関連の会議、メカニズム、活動に中華民国（台湾）を参加させるよう訴えたことに感謝した。写真は外交部のツイッターのスクリーンショット。これら21か国、700名の国会議員への謝意を示している。