「日台共栄首長連盟」設立総会開催、謝長廷・駐日代表がビデオメッセージ

「日台共栄首長連盟」設立の挨拶を述べる宮元陸・石川県加賀市長/日台共栄首長連盟会長（写真中央）。
李世丙・駐日副代表（左１）、古屋圭司・日華議員懇談会会長/衆議院議員（左２）、高市早苗・自由民主党政調会長/衆議院議員（左３）ならびに日台共栄首長連盟発起人の地方自治体首長ら（右列）

　台北駐日経済文化代表処（以下、駐日代表処）の謝長廷代表は12月23日、東京都内のホテルで開催された「日台共栄首長連盟」設立総会にビデオメッセージを寄せ、ポストコロナ時代を見据えて①市町村レベル間の公式訪問、②民間団体の交流、③修学旅行、④地方の特色や祭りの交流、⑤スポーツの交流――これらの５点の交流を一層深めることにより、台日交流を草の根から強化していくことを呼びかけ、同連盟の設立に祝意を表した。

謝長廷・駐日代表の祝賀ビデオメッセージ

　同連盟は、日本各地の市町村レベルの首長らにより構成され、自由・民主主義・法の支配・人権という普遍的価値観を共有する日本と台湾の関係を、従来の経済・文化面での交流促進にとどまらず、法整備の面さらには政治・安全保障面においても強固にしていくことを目的としている。この日の総会では、127自治体の現職首長が加入したことが発表された。

挨拶する高市早苗・自由民主党政調会長/衆議院議員

　「日台共栄首長連盟」の会長には発起人代表の宮元陸・石川県加賀市長が選出され、宮元市長を筆頭に鈴木和夫・福島県白河市長、吉田信解・埼玉県本庄市長、野田義和・大阪府東大阪市長、片岡聡一・岡山県総社市長、萩原誠司・岡山県美作市長、中山義隆・沖縄県石垣市長、外間守吉・沖縄県与那国町長、松浦正人・前防府市長（前全国市長会長）らが発起人に名を連ねた。

挨拶する古屋圭司・日華議員懇談会会長/衆議院議員

　宮元陸会長は、日本と台湾は現在、正式な政府間の外交関係がないと述べた上で、政治・安全保障面も含む交流促進や法制度の制定を支持する立場から、地方の首長が連携して国会に法制化を働きかけていく考えを示した。

懇親会で挨拶する李世丙・駐日副代表

　同総会・懇親会には李世丙・駐日副代表、高市早苗・自由民主党政調会長/衆議院議員、古屋圭司・日華議員懇談会会長/衆議院議員、衛藤征士郎・日本台湾親善協会会長/衆議院議員、木原稔・衆議院議員、和田有一朗・衆議院議員、藤田和秀・全国日台友好議員協議会会長、並びに同連盟に加入した各自治体の首長らが出席し、同連盟の設立を祝賀した。

日台共栄首長連盟発起人らによる設立記者会見。写真右より鈴木和夫・福島県白河市長、野田義和・大阪府東大阪市長、萩原誠司・岡山県美作市長、宮元陸・石川県加賀市長、吉田信解・埼玉県本庄市長、中山義隆・沖縄県石垣市長、片岡聡一・岡山県総社市長、松浦正人・前防府市長（前全国市長会長）

《２０２１年１２月２７日》

「日台共栄首長連盟」設立総会開催、謝長廷・駐日代表がビデオメッセージ

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