ソマリランドの外務・国際協力相らが台湾を訪問、外交部が「心から歓迎」

　ソマリランド共和国外務・国際協力省（Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation）のH.E. Dr. Essa Kayd Mohamoud大臣が中華民国政府の招きに応じ、同国財務開発省（Ministry of Finance Development）のSaad Ali Shire大臣、畜産開発省（Ministry of Livestock and Fisheries Development）のSaeed Sulub Mohamed大臣らと共に代表団を率いて8日から12日まで台湾を訪問。中華民国外交部（日本の外務省に相当）は一行を心から歓迎するとしている。

　外交部によると、一行は滞在期間中、蔡英文総統を表敬訪問するほか、呉釗燮外交部長（外務大臣）と会談、さらに呉外交部長主催の歓迎パーティーに出席する。また、経済部（日本の経済産業省に相当）の王美花部長（大臣）、行政院農業委員会（同農林水産省に相当）の陳吉仲主任委員（大臣）、海洋委員会海巡署（同海上保安庁に相当）の周美伍署長（長官）、中華民国対外貿易発展協会（TAITRA　日本での名称は台湾貿易センター）の黄志芳董事長（理事長）とも対面。そして財団法人国際合作発展基金会（ICDF）、台湾中油股份有限公司（CPC）、世曦工程顧問股份有限公司（CECI）なども訪問し、台湾とソマリランドとの協力分野について意見を交換する。H.E. Dr. Essa Kayd Mohamoud氏の台湾訪問は昨年9月の外務・国際協力大臣就任後初めてで、外交部は「意義深い」としている。

　ソマリランド共和国は「アフリカの角」と呼ばれる地域、紅海、アデン湾に位置し、自由民主の普遍的価値を台湾と共有しているほか、法治を尊び人権を重視している。外交部は、両国は2020年に政府の代表処を互いに設置、互恵の関係を基礎に経済貿易、公衆衛生、農業、教育、資源開発など様々な分野での密接な交流を進めていると説明している。

Taiwan Today：２０２２年２月８日

写真提供：外交部のフェイスブックより
　ソマリランド共和国外務・国際協力省のH.E. Dr. Essa Kayd Mohamoud大臣（写真）が代表団を率いて8日から12日まで台湾を訪問。中華民国外交部は一行を心から歓迎している。